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松山英樹、今季最後のメジャーは68位 来年以降にお預けになったメジャー2勝目に「4つとも上位で戦えるように」
今年のメジャー4つを終えた松山英樹|(撮影:福田文平)

<全英オープン 最終日◇17日◇セント・アンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7313ヤード・パー72>

今季最後のメジャー「全英オープン」が幕を閉じた。昨年の「マスターズ」を制した松山英樹にとっては、メジャータイトルホルダー2年目のシーズンだった。

ディフェンディングとして臨んだ4月のマスターズは、首に不安を感じるなか、「今週は痛くてもやるつもりだった」と強い覚悟で臨んだ一戦だった。「72」のイーブン・19位タイで発進すると、「69」をマークした2日目に2位タイに浮上だが3日目に「77」を叩いて後退。最終日は「72」でまとめたが、トータル2オーバーの14位タイで終わった。

続く「全米プロ」では3日間「72」を並べる連続オーバーパーで下位へ。最終日も「73」とスコアも順位も落とし、トータル9オーバー・60位タイで終えた。その“前哨戦”では最終日に1イーグルと9バーディを奪って「62」をマークしていて好調だったが、「良くなり始めているところのゴルフをキープする力が全然なかった」と悔やんだ。

1カ月前に行われた今季第3戦、「全米オープン」では、予選ラウンドは「70」を並べてトータルイーブン・24位タイで決勝ラウンド進出へ。3日目には「72」とスコアを落としたものの“耐えた”松山は17位と順位を上げ、最終日にはその大会4日間を通してのベストスコア「65」をマーク。リーダーボードを駆け上がる巻き返しで、トータル3アンダーのクラブハウスリーダーでホールアウト。そして最終結果は4位。ことごとくパッティングを決めたボギーフリーの最終日には「昨日からすごくイメージは良くなっていた。ああいうのがあればこういうスコアになるんだなあと思いました」とガッツポーズや笑顔も見せていた。

そして今回の全英オープン。「71」、「72」のトータル1アンダー・55位で迎えたムービングサタデーに「76」を叩き、80位と大きく順位を落とした。そして最終日。池ポチャからのチップインパーなどの見せ場をつくり、7つのバーディを獲る(2ボギー)「67」の追い上げをしたが、トータル2アンダー・68位タイに留まった。「なかなか思うようなプレーはできていない」とその内容には不満も多くあるが、今大会初めての60台。「アンダーパーで終われてよかったと思います」と、メジャーシーズンを締めくくった。

14位タイ、60位タイ、4位、そして68位タイ。メジャー4戦すべてに予選通過したのは17年以来のことだった(19年、20年は全英オープンに出場せず)。メジャー2勝目が待ち遠しい。「来年以降は4つとも上位で戦えるように、頑張りたいと思います」。挑戦は来年も続く。

<ゴルフ情報ALBA.Net>