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全英はどっちが勝つ? 首位で最終日を迎えた米ツアー戦績は、マキロイ9勝6敗、ホブラン2戦2勝
3日目は最終組の1つ前で回ったマキロイとホブランが、最終日最終組で再び直接対決|(撮影:GettyImages)

<全英オープン 最終日◇17日◇セント・アンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7313ヤード・パー72>

今季最後のメジャー「全英オープン」の最終日が始まり、いよいよ日本時間の午後10時50分に首位で並んでいる最終組のローリー・マキロイ(北アイルランド)とビクトル・ホブラン(ノルウェー)がティオフを迎える。

セント・アンドリュースで開催された全英オープンでマキロイとホブランが記録した初日から3日目までの「199」ストローク(トータル16アンダー)は、1990年のニック・ファルド(イングランド)に次ぐ最少スコア。どちらが勝つのか。それとも後続の選手が逆転するのか。それぞれの選手の過去のデータを紐解いてみよう。

マキロイが優勝すれば14年の「全米プロ」以来となるメジャー通算5勝目で、米ツアー通算22勝目。そうなれば米ツアーでの通算勝利数で28位タイに浮上する。最終日を首位または首位タイで迎えたときの米ツアーでの戦績は9勝6敗、メジャーでは4勝1敗。つまり、これまで獲得した4つのメジャータイトルでは、すべて逃げきって優勝している。

それに対し、第3ラウンドで唯一ボギーなしの「66」をマークしたホブランが勝てば、米国男子ツアー4勝目、メジャーでは初勝利となる。首位または首位タイで最終日をスタートしたときの戦績は2戦2勝。メジャーでは3日目を終えて首位に立つのは今大会が初めて。これまでの4大メジャーの最高成績は、21年「全英オープン」と19年「全米オープン」の12位タイで、ホブランにはノルウェー勢初のメジャー優勝もかかっている。

3日目を終えてトップ10にいる選手の中で、米国男子ツアー未勝利なのはトータル12アンダー・3位タイのキャメロン・ヤング(米国)と、トータル9アンダー・8位タイのトミー・フリートウッドの2人。勝てば、今年の「全米オープン」を制したマシュー・フィッツパトリック(イングランド)以来の、米ツアー初優勝をメジャーで飾った選手となる。また、ヤングには全英オープンデビュー戦優勝がかかっていて、勝てば史上11人目。直近では昨年、コリン・モリカワ(米国)が達成している。

「全米プロ」覇者のジャスティン・トーマス(米国)はトータル2アンダーからのスタートで優勝は厳しい位置だが、「マスターズ」覇者のスコッティ・シェフラー(米国)と、「全米オープン」覇者のフィッツパトリックには同一シーズンでのメジャー複数回優勝の可能性がある。シェフラーは首位と5打差のトータル11アンダー・5位タイから、フィッツパトリックは7打差のトータル9アンダー・8位タイから逆転を狙う。

トータル11アンダー・5位タイでスタートするキム・シウー(韓国)には、アジア人初の全英オープン優勝の期待がかかる。シウーにとって今大会はメジャー23度目の出場で、21年マスターズの12位タイが最高成績。このままの順位で大会を終えれば、自身初のメジャーでのトップ10入りとなる。

優勝争いとは関係ないが、19年大会覇者のシェーン・ローリー(アイルランド)は、3日目の9番と10番のパー4で連続イーグルを奪った。パー4での連続イーグルは4大メジャーでは初の快挙。ローリーの米ツアーのキャリアのなかで、それまでパー4でのイーグルは3つだった。

<ゴルフ情報ALBA.Net>