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まもなく開幕の全英オープン R&A最高責任者も興奮「鳥肌が立つ」
記者会見で全英への思いを語ったR&Aマーティン・スランバーズ氏|(撮影:GettyImages)
<全英オープン 事前情報◇14日◇セント・アンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7313ヤード・パー72>

本日14日に幕が開ける第150回「全英オープン」。ゴルフ生誕の地、セント・アンドリュースに集結したトップゴルファーが、世界最古のメジャーでどのような戦いぶりを見せてくれるのだろうか。ゴルフファンたちも首を長くして待っているに違いない。


今回の記念大会を前に記者会見に臨んだロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セント・アンドリュース(R&A)の最高責任者であるマーティン・スランバーズ氏も、興奮した様子で次のように語った。

「私もいちゴルフファンとして鳥肌が立つほど楽しみで仕方がない。明朝(日本時間午後2時35分)に第1組のポール・ローリーたちがティオフする瞬間が待ち遠しい。3〜4年という長い年月をかけてハードワークをこなして、大会の準備をしてきた。4日間にわたるワールドクラスのゴルフがついに始まる」

今大会のチケット投票への応募は130万件を超え、約29万人が観戦する予定となっている。同じくセント・アンドリュースで開催され、タイガー・ウッズ(米国)が初めてクラレットジャグを掲げた2000年大会の23万9000人を上回る予想だ。

「最終日の夜に、150年間という長い歴史を持つこの素晴らしい大会の新チャンピオン・ゴルファー・オブ・ザ・イヤーを発表する。優勝者の名前が、クラレットジャグに刻印される。これ以上特別なことがあるだろうか?

皆さんには、それを頭の片隅に残して、全英オープンを楽しんでいただきたい。次世代の子どもやその子どもに、語り次ぐことのできる最高の出来事になるだろう」

また、スランバーズ氏は昨今のゴルフ界を騒がしているサウジの新リーグ『LIVゴルフ』にも触れている。「選手がどこでプレーするかは自由だし、賞金を受け取るのも自由。それについては、なんら問題はない」と話す一方で、今後のゴルフ界全体に及ぼす影響を懸念している。

「近年、われわれはこのスポーツの発展のために尽力してきた。R&Aも世界中のゴルフ発展・育成・強化のために、若くて才能豊かな選手たちが成長して活躍できるように、全英オープンで得た金額から多額の資金を投入してきた」

続けて、「われわれは多様性を重んじている。より多くの人々が競技に参加してゴルフ人口が増加することこそ重要であり、注力していくべきだと考えている。少ない人数だけで話し合うのではなく、より間口の広いスポーツにしていかなければならない」と、限られた出場人数で競うLIVゴルフに対しての見解を示した。

<ゴルフ情報ALBA.Net>