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金谷拓実は全英3大会連続“1打”足りずに予選落ち「残念です」
最終18番ホール、外せば予選落ちのバーディパットが決まらず天を仰ぐ|(撮影:福田文平)

<全英オープン 2日日◇15日◇セント・アンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7313ヤード・パー72>

最終18番。5メートルのバーディパットがカップを通り抜けると、金谷拓実は空を仰いだ。トータル1オーバー。セント・アンドリュースが舞台の「全英オープン」で、カットラインに1打届かなかった。

初日は2番からトリプルボギー・ボギー・ボギーと苦しい展開でスタート。しかし、最難関ともいえる17番パー4でバーディを奪うなど、トータル2オーバーにまで巻き返した。そして、午後組でスタートした2日目は、前半の7番で81ヤードからの2打目を5メートルにつけてバーディを先行させると、9番で左奥カラーからの12メートルを沈める。これで予選通過圏内のトータルイーブンパー戻した。

だが、後半に入ってパーを並べ続けて迎えた13番。17メートルから3パットのボギーを叩いて後退。そしてそれを帳消しにするバーディを最後まで掴むことができなかった。

「たくさんバーディを獲る気持ちでプレーしていた」という金谷だが、結果的に2日目のバーディは2つのみ。最終ホールも「バーディを獲れば予選通過だろうというのはわかっていた」パットだったが、セント・アンドリュースの女神は微笑まなかった。

全英オープンは2019年、21年大会と過去2度出場しているが、どちらも1打足りずに予選落ち。これで3大会連続という悔しい結果で終わってしまった。「残念です」。やっとの思いで言葉を絞り出した金谷。この思いを胸に、次週から欧州ツアー2連戦に臨む。(文・笠井あかり)

<ゴルフ情報ALBA.Net>