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松山英樹は“右肩”が下がらないから分厚い当たりになる!【全英優勝候補のスイング解説】
切り返しで上体が右に倒れず、右肩が高いままインパクトを迎えるから、分厚い当たりになる|(撮影:岩本芳弘)

<全英オープン 事前情報◇12日◇セント・アンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7313ヤード・パー72>

ゴルフの聖地、セント・アンドリュースで木曜日に開幕する今季最後のメジャー「全英オープン」。14日発売のゴルフ雑誌ALBA848号では、「300ヤード飛んで曲げない男たち」というタイトルで、優勝候補たちの連続写真を掲載している。メジャー2勝目の期待がかかる松山英樹の最新スイングを、プロコーチの石井忍に解説してもらおう。
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世界でも屈指のショットの質を誇る松山プロの一番の特徴は、ダウインスイングの上体の角度です。背骨を真っすぐにしたまま右に倒すことなく、左下に踏み込んで下半身から切り返しています。だから右肩が下がることなくレベルブローに打ち抜ける。ダウンスイングで右肩が下がるとあおり打ちになり、ショットが散ってしまうのです。

松山プロは右肩が下がらないので、ドライバーではレベルブロー、アイアンではダウンブローの分厚い当たりになる。だから、弾道のコントロール技術が高いのでしょう。

アドレスはワイドスタンスで、回転よりも左右にスライドするヨコの力で飛ばすタイプ。正面からグローブのロゴが見えないほど左手はウィークに握り、左ヒジを締めながらフェースをしっかりローテーションしてボールをつかまえています。

■解説・石井忍
いしい・しのぶ 1974年生まれ。千葉県出身。98年にプロ転向し、かつてはツアープレーヤーとしてレギュラーツアーに出ていた。現在は『エースゴルフクラブ』を主宰し、プロゴルファーやアマチュアの指導を行うほか、解説者としても人気を博す。

<ゴルフ情報ALBA.Net>