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聖地で本格始動 タイガー・ウッズは日曜日に18ホールの練習ラウンドを敢行!
タイガー・ウッズが聖地で行われる全英OPに向け本格始動|(撮影:GettyImages)

今週14日に開幕する「全英オープン」に向け、タイガー・ウッズ(米国)がセントアンドリュース・オールドコースで本格的に練習ラウンドを開始した。

9日(土)夕方から、JTことジャスティン・トーマス(米国)とともに、ウェッジとパターを持ってコースに出たタイガー。終了したのは午後10時30分だった。それからわずか10時間後の10日(日)午前8時40分に、再び1番ティからJTとともにスタートした。

この日のラウンドは5時間をかけてゆっくりとコースの状態を確認。ティやグリーン上ではJTと談笑する姿も見られた。オールドコースで2000年、05年と2度勝利するタイガーから「できるだけたくさんの情報を聞きだそうとした」というJTだが、「タイガーはいくつか自分だけのものにしているだろね…当然だけど」と、あまり引き出せずラウンド終了後のJTは苦笑いだ。

天候に恵まれたスコットランドで、この日は淡いオレンジ色の半袖ポロシャツでのプレー。今のタイガーにとっては寒さは大敵とあって、いい気候となった。

昨年2月の交通事故で右脚を負傷し、一時は切断も考えられるほどの大けがだったが、今年4月の「マスターズ」で奇跡の復帰。5月の「全米プロ選手権」とともに予選通過を果たしたが、その全米プロでは3日目終了後に痛みから棄権していた。さらに6月の「全米オープン」については欠場した。

マスターズ、全米プロともに練習ラウンドは毎日9ホールずつで足への負担軽減を考慮。ただオールドコースでは初の18ホール練習ラウンドをプレーしたことでも、その回復具合がうかがえる。

フロント9では左からの風に苦戦し右ラフに打ち込む姿も見られ、フラストレーションをためてドライバーのヘッドを調整。バックナインは好調なショットを取り戻し、19番パー4(356ヤード)では約7〜8メートルに1オンも決めた。イーグルパットは入らなかったが満足な表情だった。

この日は集まったメディアには「開幕までに2度(月、火)話す」と対応せず。明日11日の午後3時から行われる『セレブレーション・オブ・チャンピオンズ』に出場し、12日(火)には公式会見が予定されている。(文・武川玲子)