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ベストアマの証「シルバーメダル」はマティアス・シュミッド
ローアマのマティアス・シュミッドはあすプロ転向|(撮影:GettyImages)

<全英オープン 最終日◇18日◇ロイヤル・セントジョージズGC(イングランド)◇7211ヤード・パー70>

最強アマチュアの証、「シルバーメダル」は、マティアス・シュミッド(ドイツ)の手に渡った。

自身2度目の出場となる「全英オープン」。1週間を通して素晴らしいパフォーマンスを見せたシュミッドは、最終日も「72」でまとめてアマチュア・ゴルファー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。

偉業を達成したシュミッドは「狙っていた目標。金曜日の午後を含めて、1週間ハードに戦い抜いた。自分を『シルバーメダリスト』と呼ぶことができ、誇りに思う」と述べた。

2019年と20年、2年連続で欧州アマチュア選手権王者に輝いたシュミッドの言う金曜日の午後とは、全英オープンにおけるアマチュア選手のベストストロークタイ記録を指している。

初日は「74」と低調なゴルフだったが、2日目は「65」。決勝ラウンドは「71」、「72」として、トータル2オーバー。ライバルとなった中国のリン・ユーシンに4打差をつけて、栄冠を勝ち取った。

最終日のハイライトは7番のパー5。技ありのアプローチを披露して、イーグル奪取に成功。このホールでは同組のリー・ウェストウッド(イングランド)もイーグルを奪っていた。

「僕のパッティングの前にリーが12メートルのロングパットを決めて、ものすごい大歓声が起こった。今までゴルフコースで聞いたことないほどの大音量だった。そのせいで手が震えてしまったけど、決めることができてホッとした」と、まだあどけなさの残る顔で23歳は笑った。

かねてから大会後にプロ宣言をする予定だったシュミッド。世界最古のメジャーでの活躍でさらなる自信を身につけ、次戦からはプロゴルファーとして欧州ツアーに参戦する。