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痛恨OBで予選落ち 金谷拓実は悔しさ胸に海外遠征から帰国へ
一打に泣いた金谷拓実 今後の予定は?|(撮影:GettyImages)

<全英オープン 2日目◇16日◇ロイヤル・セントジョージズGC(イングランド)◇7211ヤード・パー70>

まさかの出来事だった。一時は予選通過が見えたが、後半の14番パー5。金谷拓実に落とし穴が待っていた。

ダブルボギーが先行した2日目。その後2バーディ・1ボギーで予選通過ラインでプレーしていた金谷。スコアを伸ばしたいホールでティショットをフェアウェイに運ぶと、バーディを獲りに行ったセカンドショットがコース内でもほとんどない右のOBラインを越えてしまう。結果このホールをダブルボギーとし、一気に後退。最終ホールでバーディを奪ったが、時すでに遅し。一打足りずトータル2オーバーで予選落ちとなった。

ホールアウト後は悔しさがこみ上げた。アマチュアとして初出場した2年前の本大会でもカットラインに一打及ばず予選落ち。リベンジを期した今回も、またしても1ストロークの重みに泣いた。

「OBを打つとは思わなかったので、残念です」

残りホールは自分との戦いだった。バーディチャンスにつけるも決めきれず。最後こそ意地の締めくくりとなったが、悔やんでも悔やみきれないミスだった。「次にこういうメジャーに出るときは、いいプレーができるようにやりたい」。声を絞り出した。

5月の「全米プロゴルフ選手権」、「ザ・メモリアルトーナメント」で予選落ち。その後は欧州ツアー2試合で予選通過を果たし臨んだ今大会。目指していた上位進出は、一発のOBで夢と消えた。

海外進出を目指し、日本を離れて戦ったこの2カ月の最後が、あまりにも悔しい結果。「帰国して、隔離のあとしっかり調整して、次に出るトーナメントに向けてやりたい」。唇を噛み、コースを後にした。