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星野陸也が陥ったメジャーの罠 「自分を追い込んでしまった」
星野陸也は悔しさを土産に国内ツアーへ|(撮影:GettyImages)

<全英オープン 2日目◇16日◇ロイヤル・セントジョージズGC(イングランド)◇7211ヤード・パー70>

6月の「全米オープン」に続くメジャー大会予選通過を逃した星野陸也。初日の4オーバーから挽回することができず、2日目はさらにスコアを落としてトータル6オーバーの130位タイで大会を去ることになった。

1番を無難にパーで切り抜けたが、「手が滑った」という2番でブッシュに入るなどダブルボギー。「そういうときにしっかりボギーで抑えられるようにしていれば流れが変わっていったかなと感じている」と、序盤にして気持ちの面で追い込まれてしまった。

調子は決して悪くなかったなかで、この結果。「自分の中でちょっと期待していたぶん、変にプレッシャーをかけてしまったみたいな。失敗した時に、より自分を追い込んでしまうというか、失敗に対して引きずってしまうことが多かった」。気持ちのコントロール不足がスコアロスを招いた。

今年はこれで海外メジャー大会3試合目。5月の「全米プロゴルフ選手権」でもパッティングの不調を悲観的に考えすぎたあまりに予選落ち。その失敗を6月の「全米オープン」では克服し予選突破。ところが再びメジャーの罠にはまってしまった。

「やっぱり世界のメジャー級の試合になるとコースも難しいですし、ちょっと力が入ってしまうというか。もう少し切り替えとかが必要になってくる」。学ぶことが多かったこの3試合で得たものは今後に生きてくる。2週後には東京五輪、そして、「マスターズ」出場が叶う年末の世界ランキング50位以内を目指して、ここからは国内を中心で戦うことになる。

国内ツアーは8月末までお休みだが、「マスターズに出るためには賞金王を目指していかないといけないので、またここからもう1勝、2勝して頑張りたいなと思っています」。国内では今年すでに2勝。世界で戦えるために足りないピースを、国内ツアーで埋めていく。