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BBCのベテラン記者も驚いた今年の盛り上がり、全英オープン明日ティオフ!
メジャー制覇の期待がかかる松山英樹

待ちに待った第148回全英オープンゴルフ選手権「ロイヤルポートラッシュ大会」が、明日18日、木曜日に開幕する。

 

フランチェスコ・モリナリが、カーヌスティ・ゴルフリンクスでクラレットジャグを掲げてから12カ月が経過。しかも今回は、68年ぶりにグレート・ブリテン島を離れて、北アイルランドでの大会開催となる。

 

1951年、前回ロイヤルポートラッシュGCで行われた際にはイングランドのマックス・フォークナーが優勝し、大盛況の中で大会は閉幕したといわれている。迎えた今大会は、練習日からすでに大きな盛り上がりを見せている。

 

30年近く全英オープンを取材してきたBBC(英国放送協会)のベテラン記者、ジョン・マレー氏は「練習日初日の日曜日の時点でこれほど多くのギャラリーを見たのは初めてだ」と目を丸くしたほどだ。

 

ご存じのとおり北アイルランドは英国の一部で、アイルランド島の南側にあるのは別国のアイルランド共和国となる。しかし今大会では、南北問わずにアイルランド島の隅々からゴルフファンがポートラッシュにやってきており、アイルランド全体のゴルフ熱の高さが容易にうかがえる。

 

そんな彼らが待ち焦がれてきたロイヤルポートラッシュでの全英オープン。北アイルランドの誇るベテランゴルファーであり、2011年のチャンピオン・ゴルファー・オブ・ザ・イヤーでもあるダレン・クラークが6時35分(日本時間14時35分)にティオフした後、世界中から集まったトップゴルファーが72ホールをかけてしのぎを削る。

 

同大会を3度制覇し、今年4月のマスターズで完全復活を遂げたタイガー・ウッズ。16歳でコースレコードの61をたたき出すなど、地元・北アイルランドのファンの期待を一身に背負うロリー・マキロイ。直近の2年強の間に4度メジャー王者に輝いている、世界ランキング1位のブルックス・ケプカ。昨年大会覇者のモリナリなどアイルランドや英国のみならず、世界中のスポーツファンの目が一点に集中することになる。

 

8人出場する日本人選手では、やはり最注目は今季好調の松山英樹だろう。昨年大会以来、米PGAツアーで一度も予選落ちはなく、直近の6試合はすべてトップ25入り、そのうち2回はトップ10にも入っている。日本人選手として初のメジャー制覇に期待が募る。

 

アジア・パシフィックアマチュア選手権で優勝して出場権を獲得したアマチュアの金谷拓実、今季は優勝こそないものの日本ツアー賞金ランキング2位の今平周吾、国内メジャーの日本ゴルフツアー選手権で優勝した同3位の堀川未来夢といった新進気鋭の選手たちも注目だ。

 

毎年数々のドラマを生み出す世界最古のメジャー。今大会では何が起こるのか?注目のバトル開始まで残り24時間だ。