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松山英樹がはまった全英の“ワナ” 出遅れイーブンパー64位タイ
全英のワナ・ポットバンカーにつかまり2つ目のボギーを叩いてしまった|(撮影:岩本芳弘)

<全英オープン 初日◇16日◇セントアンドリュース・オールドコース(7,297ヤード・パー72)>

スコットランドにあるセントアンドリュース・オールドコースを舞台に開幕した、2015年のメジャー第3戦「全英オープン」。ジョーダン・スピース(米国)、ダスティン・ジョンソン(米国)と共にスタートした松山英樹は3バーディ・3ボギーのイーブンパーで64位タイとやや出遅れた。


多くのギャラリーを引き連れた最注目ペアリング。スピース、ジョンソンが序盤からスコアを伸ばす中、松山もそれに応じるかのようにアクセルを踏み込んだ。1番ではセカンドを2メートルにつけてバーディを先行。3番でもバーディを奪うと、5番パー5では2オンに成功して3つ目のバーディを奪った。

しかし、10番では初めてパーオンを逃すと、アプローチも寄らずこの日初のボギー。14番では全英のワナにもつかまった。600ヤード超えのパー5でドライバーで放ったティショットはフェアウェイ左のポットバンカー。アゴが近いライで前方には打てず、セカンドは後方に出すだけとなりここで2つ目のボギーを喫した。

「途中まではいい感じで打っていたけど、(パットが)入らなくなってから自信がなくなって、最後までうまく自信持ってやれなかった」。15番でも短いパーパットを外してボギー。グリーン上でためたフラストレーションが後半はプレー全体にも影響した形だ。

パッティングに関しては「悪くない感じで打てているけど、最後の1メートルでラインが読めてない」。後半強く吹いた風の影響は否定したものの、こちらも全英の特長でもある大きなアンジュレーションの中にある細かなラインを読み切ることができなかった。

「結果は結果で、これを明日からどうつなげていくかだと思う」。ショットのスタッツを見ても足踏みの原因はグリーン上にあることは間違いない。「明日良いスコア出せれば上に近づく。今のままでは上に行けないので時間あるので練習したい」。もちろんまだまだ気持ちはなえていない。