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首位発進のD・ジョンソン「松山も良かったし、今日は同組の3人ともいいプレー」
「バーディを狙える位置ばかりだった」とショットが冴え渡り単独首位発進!|(撮影:岩本芳弘)

<全英オープン 初日◇16日◇セントアンドリュース・オールドコース(7,297ヤード・パー72)>

聖地セントアンドリュース開催されている「全英オープン」。その初日、ダスティン・ジョンソン(米国)が1イーグル・5バーディ・ノーボギーと圧巻のプレーで単独首位発進を見せ、公式記者会見が行われた。


【以下は記者会見一問一答】
Q 今日のラウンドのカギを握ったのは何か。
――
DJ 幸先よくスタートが切れたことだ。フロント9でいいプレーができて、折り返し(インコース)のほうが難しかった。ボールを難しいところに置いてしまったのは、16番と17番くらいだった。16番では3メートルのパーを決めて、17番では4.5メートルを沈めてパー。それ以外には、バーディを狙える位置ばかりだった。

Q チェンバースベイで苦しんだだけに、ここでも苦しむかと思われた。どのようにして、克服したのか。
――
DJ チェンバースベイでは、何か悪い出来事があったわけではない。だからあまりガッカリはしていなかった。調子も悪くなかったし、自分のやるべきことをした。特段あの大会で悪い気分にはならなかったし、良いことしかない。良いプレーができて、今日もそれを続けることができた。今日は本当に良いゴルフができた。

Q 今後天気は下り坂とされている。今日の好天候を逃してはならないと考えたのか。
――
DJ そうだね。金曜日と土曜日に天気が崩れるのは誰もが知っていることだから、今日は良いスタートを切って、可能な限りバーディを取りたいと思っていた。今後2日間は厳しいコンディションになるだろうからね。

Q 17番ではどのラインを狙っていたのか。
――
DJ 右側を狙っていたから、カットして打つつもりだったのだがしなかった。あのラインで打てていれば良かったのだが。しかし結局はそこには行かず、ラフに入った。とはいえラフは深くなかったけどね。

Q チェンバースベイでも初日を終えて首位に立ったように、これまでにも数回メジャーで首位になったことがある。ビッグトーナメントでプレーするコツはあるのか。
――
DJ それは分からない。キャリアを通して、出場した全メジャーで好パフォーマンスしていると思う。セントアンドリュースは、全英オープンで一番好きなコースなんだ。本当に好きなコースだよ、ここは。セットアップが私に合っているし、気に入っている。

Q もう少し詳しく説明してほしい。
――
DJ このコースは、私のゴルフのすべての部分でチャレンジ意欲を湧き立たせる。ドライバーはしっかりと打たなければならないし、同時にバンカーも避けなければならない。それが第一だ。そして、グリーンではボールをどこに落とさなくてはいけないとか、カップ周辺のどのあたりにすべきとか、非常に高い精度が要求される。さらに、風が強くなると、ショートゲームが試される。ハイレベルのアプローチショット、もしくはパターでの寄せ(ラグ・パット)が重要になる。ここでは、ロングパットと丘を越えるようなパッティングを何度もしなくてはいけない。すべての局面で自分の力が試されるコースだ。

Q こういったビッグトーナメントに入る際、常に「良いゴルフができる」と自信を持って大会に入るのか。
――
DJ そうだよ。すべての試合に同じ意気ごみで臨んでいる。

Q (イーグルを取った)5番について聞かせてほしい。
――
DJ 5番ではドライバーが良くて、フェアウェイのど真ん中に飛び、ピンまで195ヤード残った。7番アイアンを完璧に打てて、カップ真後ろの3メートルに位置につけた。それを決めたんだ。

Q アウトのセカンドショットではあの5番が最も距離があったと思うが、インコースでの最長は何番だったか。
――
DJ アウトのセカンドで一番長かったのは、確実に5番ホールだったね。インは―結構長いのが多かったが―14番のパー5。275ヤードはあった。16番も200ヤード、17番も220ヤードくらいあった。インコースは長いのがいくつもあったよ。16番は6番アイアン、17番では4番を使ったけど、どっちもずいぶん短かった(笑)。

Q メジャー2連勝のジョーダン・スピースと同組になったが、刺激は受けるのか。最近はペアリングされることが多いが、お互いにいい刺激になるのではないか。
――
DJ 今日は私もジョーダンも好調だった。良き友人だし、一緒にプレーするのが好きだ。今日も楽しかったよ。調子がいい時は、特に楽しい。良いゴルフができれば、必然的に常に楽しいゴルフができるのさ。今日は3人ともいいプレーをしたと思う。松山も良かったし。

Q すでに悪天候について触れていたが、ジョンソン選手自身は予選通過した過去5年間の全英オープンでは、どのような記憶があるか。
――
DJ 過去5大会は良いゴルフをしてきた。そのすべて、もしくはほとんどで、天気が良かった日はあった。でも楽しいよ。明日のゴルフは興味深いものになるだろう。だけど私は、そういったチャレンジを楽しめるんだ。好きなのさ。創造力を高めてプレーしなくてはならないし、イマジネーションが必要になる。あれほどの強風の中でコースに出てプレーするには、そこが肝要になる。