Skip to main content
ニュース
コースを入念チェック 松山英樹は名物ホール“郵便切手”を警戒
“ポステージスタンプ(郵便切手)”と呼ばれる8番パー3を警戒した松山|(撮影:ALBA)

<全英オープン 事前情報◇12日◇ロイヤルトゥルーン(7,190ヤード・パー71)>

スコットランド南西部に位置するロイヤルトゥルーンで開催される、海外男子メジャー第3戦「全英オープン」。前日月曜日は練習場での調整にとどめた松山英樹は、谷原秀人、小平智と共に18ホールの練習ラウンドを行った。


前週土曜日から練習ラウンドをスタートし、この日で2ラウンドを超えるラウンドをこなしたロイヤルトゥルーン。「まあ、時差ボケが金曜日に(スコットランドに)入ったのに治らないというのが…それ以外は順調です」と米国からの移動に疲れを残すものの、メジャー開幕へ向けてまずは順調なステップを踏んでいる。

海からの風がフォローとなることの多いOUTと、一転してアゲインストになるINで難度が大きく変動するロイヤルトゥルーンにおいて、松山が要注意ホールとして挙げたのが8番と11番。「風向き次第で変わりますけど、8番と11番はどっちの風が吹いても難しい」と警戒を強めている。

8番は通称“ポステージスタンプ(郵便切手)”と呼ばれるパー3。123ヤードと短い打ち下ろしのホールながら、ティグラウンドから見て“郵便切手”ほどしかないと表現された小さく落としどころの難しいグリーンに、コントロールされたボールを打つ技術が求められる。また、やや高台からティショットを放つため風の影響を受けやすく、クラブ選択も難しい。松山も「6番アイアンからピッチングまで、色々です」と5番手ほどの幅を持たせて臨機応変に対応する構えだ。

また、11番は線路沿いを進む距離のあるパー4で、ティグラウンドから落としどころが見えないためティショットのラインどりが重要となる。2004年大会では平均スコア4.41で最難関だった。コース全体を見ればやはり“入れたらワンペナルティ”を覚悟するポットバンカーを避けるマネジメントが重要となる。「入ってしまうとは思うけど、それをできるだけ…」。全英“らしい”戦いはここでもやはり求められそうだ。

開幕前日の水曜も、再び谷原秀人らとの練習ラウンドを予定。メジャー制覇へ万全の準備を整える。