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宮里優作の全英オープン出場確定 1週間で2つのメジャー出場権
来週の期限を待たずして全英行きを決めた宮里優作|(撮影:米山聡明)

<〜全英への道〜ミズノオープン 最終日◇28日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(7,404ヤード・パー72)>

宮里優作の2年連続3回目となる「全英オープン」出場が確定した。トータル3アンダーの9位タイに終わり、今大会の上位4選手に与えられる出場権は逃したが、次戦「日本ゴルフツアー選手権 森ビル杯 ShishidoHills」までの賞金ランキング上位2名という出場資格での全英オープン行きを、次週を待たずに確定させた。現在賞金ランク1位の宮里が、次週で2人にランクを抜かれる可能性が消滅したため。


この日のラウンドは前半2バーディでスコアを伸ばすも、後半最難関の14番でダブルボギーを叩くなど失速。「ダボが痛かったなぁ。勝負所だと思ったけど、逆目がキツくて思わず打っちゃいましたね」と約4メートルからの3パットを悔やんだ。それでも、月曜日44ホールに及んだ「全米オープン」予選から今大会とハードなスケジュールを終えて「今週は疲れましたね。よく体力を戻してこれた」。まずは、1週間で2つのメジャー出場権を手にしてホッと息をついた。

「全英オープン」開催コースのロイヤルバークデールは2014年の「全英オープン」出場時に妹の藍が「全英リコー女子オープン」でプレーして観戦に訪れたことがあるという。「18ホールついて歩きましたけど、バンカーが多い印象。フェアウェイはフラットだけど見えないところに打っていくホールが多かった」と当時を思い返した。

いずれにしても強風下でのプレーとなるため「ローパンチみたいな球を打てるようにしておきたい。今週は風が強かったのでいい練習になりましたね」と対策は万全にして臨む構え。「3回目なんでそろそろ慣れてほしいですよね(笑)」。2014年、昨年といずれも予選落ちを喫しているが、今季はもっか賞金ランク1位としての参戦。過去2回にないゴルフの充実と勢いが今はある。