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全英OPへの挑戦権目指すホストミズノ勢のバッグに見慣れないアイアン?
プロトタイプのアイアンに変更している手嶋多一|(撮影:ALBA)

<ミズノオープン 事前情報◇22日◇ザ・ロイヤルゴルフクラブ(8007ヤード・パー72)>

今週開催される「〜全英への道〜ミズノオープン」は、上位4人の選手に7月開催の海外男子メジャー「全英オープン」の出場権が与えられるとあって、海外志向の高い選手にとっては大事な試合となる。


そんな大舞台への思いを胸にスタートを迎える選手らとともに、気合が入っているのが、主催者のミズノと契約を結ぶ選手たちだ。2015年大会では、手嶋多一が大会ホストとして22年目の本大会挑戦で初栄冠に輝き、全英オープンに出場するなど、話題を振りまいた。

そんな手嶋も10月で50歳を迎える節目の年。ツアー通算8勝目から3年が経過。1歳上の谷口徹が「日本プロゴルフ選手権」で6年ぶりの優勝を遂げるなど活躍を見せる一方で、自身も秘めたる思いがある。ツアーの中でも“練習をしないプロ”の筆頭格。ところが毎年、本大会は練習ラウンドから精力的に調整を行っている。省エネで知られる手嶋だが、ミズノへの恩返しの思いが人一倍強いのだ。

今年も火曜日から練習場で軽く調整したあと、コースへと出て行ったわけだが、そのバッグの中には、新たなアイアンが納まっていた。実はこれ、昨年からミズノが展開している「ミズノプロ」シリーズのプロトタイプアイアンで細かな刻印などはない。「去年まではマッスルバックを使っていたけど、これは球も上がりやすいし、打感もミズノらしく気持ちいい。1番の決め手はやっぱり易しいことですよ」と、玄人が好むといわれる本格アイアンの中でも、50歳を目前に控えた手嶋でも易しく使えるというのが特徴らしい。

「以前のモデルよりも少しだけヘッドが大きくなっていますが、形状自体は変わっていないので違和感はありません」と、移行もスムーズに完了。ここまで目立った成績は残せていないが、手嶋にとっては例年、この季節からがシーズン本番。チームミズノ引っ張る存在として、ニューウェポンでの活躍が期待される。

ちなみに、本モデルは同じくホストプロの武藤俊憲も前週から使用を開始。「インパクトでの厚い感じがあって、コントロール性がいい」と、ショットメーカーとして知られる武藤も満足の様子。トッププレーヤーがこぞってスイッチを開始しているニューアイアン。発売は今秋を予定しているとはメーカー談。詳細のリリースが待ち遠しい。