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アンダーパーラウンドは2人だけ、「71」で2位浮上の大堀裕次郎「強い気持ちで」
ツアー初優勝に向け大堀裕次郎はこのチャンスをものにしたい|(撮影:鈴木祥)

<ミズノオープン 3日目◇26日◇ザ・ロイヤルゴルフクラブ(8,007ヤード・パー72)>

8,007ヤードの距離に加え強い風。瞬間最大風速9メートルを超えた難条件で、スコアを伸ばしたのはわずか2人だった。そのうちの1人が、ツアー初優勝を目指す大堀裕次郎。首位と1打差のトータル1アンダー・2位タイで最終日に入る。


ホールアウトするなり出てきた言葉は「耐えるのみでした」。4バーディ・3ボギーの「71」は全選手中2番目。「かなり(自己評価は)高いです。一喜一憂せず、目の前の1打に集中するだけでした」。ダブルボギーだけは打たないようにと、ゴルフも感情もコントロールに成功した結果が、スコアに現れた。

ここまで幾度も優勝争いに絡みながら失速してきた大堀。「あしたもたぶんすごくタフになると思うので、強い気持ちを持ってやりたいです。1日、その気持ちを持ってプレーしないと勝てないと思うので」と、これまでの悔しさを晴らし、初優勝を手にする気持ちは強い。

上位4名には7月の海外メジャー「全英オープン」出場権が与えられる今大会だが、「プレー中に考えている余裕はないと思います。でもチャンスなので、頑張りたい」と、気を引き締める。松山英樹、石川遼と同学年で大器といわれてきた大堀。モンスターコースをねじ伏せて、勝利の瞬間を迎えたい。