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全英OP前哨戦を58位で終えた谷原秀人「ショットは安定していた」
ショットは安定している谷原秀人|(撮影:ALBA)

<アバディーン・スタンダード・インベストメンツ スコティッシュオープン 最終日◇15日◇ガレインGC 東コース(7,133ヤード・パー70)>

全英オープンの前哨戦となる欧州ツアー「スコティッシュオープン」の最終ラウンドが行われ、日本勢で唯一予選を通過した谷原秀人は、1バーディ・2ボギーの「71」と1つスコアを落として通算4アンダーフィニッシュ。47位タイから58位タイに順位を落として4日間を終えた。


上位進出を狙ったこの日はグリーン上で苦しめられた。スコアを伸ばしたい前半でチャンスにつけてもことごとくカップに沈まない。6番パー4でボギーが先行すると、11番パー4でもボギー。「今日はノーバーディかな」と思っていた16番パー5で2オンに成功すると、2パットで決めて、ようやくこの日、唯一のバーディがきた。「タッチは合っていたと思うし、ラインも読めているかなと思っていたんですけど、なかなかカップに消えてくれなかった。最初に1個、2個入ってくれればまた感じは違ったと思います」。ストローク自体には問題がなかったが、結果として決められずにいい流れを作ることができなかった。

それでもショットの好調さはキープしている。「4日間安定していました。あとは風の中のジャッジですね」。リンクスの海風はボールへの影響が大きい。右からの風に右回転のボールを打っても左に流される。どういう球筋で、どこを狙うか。今大会の反省だけでなく、次週の全英オープンに向けての課題だ。「風の強さが毎日変わる。どれぐらいの強さなのか、把握しづらいので、そのあたりを注意したい」。狙ったところに打ち出せているだけに、風の影響をどう受けるか判断することがリンクス攻略のカギでもある。

欧州ツアーメンバーの谷原は、欧州ツアーの「アイリッシュオープン」、「スコティッシュオープン」を終えて、自身7回目の全英の舞台、カーヌスティに乗り込む。リンクスの連戦を経験し「全英が特別な感じがしない」と、欧州ツアーの1つの試合として自然体で臨めそうだ。