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47位タイ終戦の宮里優作「手打ちでは通用しない」 次週はドイツへ
宮里優作は最終日にリンクス特有の風に苦しめられた|(撮影:GettyImages)

<全英オープン 最終日◇22日◇カーヌスティGL(7,402ヤード・パー71)>

20位タイから出た宮里優作は、2バーディ・6ボギー・1ダブルボギーの「77」と崩れて、通算3オーバー・47位タイで終えた。朝から強い風が吹き“手打ち”では対応できなかった。


出場も危ぶまれるほどの腰痛を抱えて戦ってきた宮里。「最終日の朝が一番腰の状態はよかった」と痛みはやわらいでいたが、逆に振れるように。「動き過ぎていたのか朝の練習場で全く当たらなかった」と不安を抱えたままスタートとなった。

ラウンド中も調整がうまくいかずに前半からボギーを重ねてしまった。風が穏やかだった第3ラウンドまでは、「5〜6割のスイング」でフェアウェイキープ率71%(5位タイ)、パーオン率74%(6位タイ)とコースに対応していた。しかし「手打ちじゃ通用しない」と風が強くなったこの日はフェアウェイキープ率は40%、パーオン率は50%に低迷。「風が強くラフに入ることが多くなり、ラフからうまく打てなかった」と、リンクスの洗礼を浴びる形となった。

しかしフォローの風が吹いた18番では魅せた。「18番だけはバーディを取りに行こうと思った」と2打目をピン奥2メートルにつけてバーディフィニッシュ。スタンドからの大きな拍手にこたえるかのようにガッツポーズで4日間を締めくくった。

「初日からこの風が吹かなかっただけでもラッキー。予選を通れてラッキー。ラッキーが続いて良かった。この課題を持ち帰ってやりたい」と大会を振り返った。欧州ツアーのシード権確定が目前に迫ったが、休む暇はない。次週はドイツで欧州ツアー「ポルシェ欧州オープン」、3週後はメジャーの「全米プロゴルフ選手権」に出場予定だ。