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阿久津未来也は”堀川レッスン”で不振脱出 決め手は全部「アプローチっぽく」
阿久津未来也が首位発進 その要因は?(撮影:上山敬太)

<~全英への道~ミズノオープン 初日◇23日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇7461ヤード・パー72>

「(こういうゴルフは)久しぶり」。阿久津未来也がボギーフリーの8バーディ「64」で回り、首位タイで初日を終えた。


「整理がついてないくらいここ最近あんまりよくなくて」と不調にあえいでいたが、長いトンネルに光明が差しこむラウンドとなった。「無理せずセカンドを乗せて、そのパットを決めるか決められないかっていう感じを積み重ねていったらおのずとパットが入ってくれてスコアに結びついたという感じ」とパーオン率72.2%にパット数は23を記録。セオリー通りの丁寧なゴルフがスコアにつながった。

今季60台でのラウンドは開幕戦「東建ホームメイトカップ」の第3ラウンド以来。さらに5試合中3回の予選落ちに最高位は「For The Players By The Players」の60位タイ。自身でも原因が分からないほどの不振に陥っていたが、ここに来ての首位スタート。いったい何が変わったのか。

「月曜の練習ラウンドの後、練習場で『俺が教えるわ』とスパルタでやってもらったんです(笑)」と普段から仲のいい日大の先輩である堀川未来夢のアドバイスがあったことを明かした。その内容は「アプローチの延長でアイアンからフェアウェイウッドも行け」。これが悩んでいた阿久津に新たな”気付き”を生んだ。さらにコーチの山崎泰宏氏にもそのアドバイスの内容を伝えたところ、取り入れに賛成。さらに”肉付け”した形で本格的な改革を行ったという。

「本当にアプローチの感覚だからスプーンもドライバーもアプローチっぽく、力感でいうと7~8割ぐらいで振っている。9番で150ヤードかもしれないけど今週は140ヤードでいいやっていう感じでしたけど、それでも飛距離はたいして変わらない。むしろミートしてくれるから実際の飛距離くらい飛んでくれている」。安定性の代わりに飛距離の犠牲も覚悟したが、ふたを開けてみればメリットばかりだ。

上位3名には7月開催の「全英オープン」出場権が与えられる特典付きの今大会で最高のスタートを決めた阿久津だが、それよりも目の前のプレーに集中していくことを強調した。「全英云々というよりまずはしっかり4日間戦いきること。まだ今年はそれができていない。いいスタートを切れているしいいリズムを作りたいっていうほうが今は強い」。

「この貯金を本当に無駄にしないよう、一から頑張りたい」と締めた阿久津。この好スコアにおごらず、まずは決勝進出を見据えた。(文・齊藤啓介)


<ゴルフ情報ALBA Net>