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前日『76』も最後『67』 松山英樹はショットに手応えの7バーディ締め「きょうは真っすぐ飛んだ」
松山英樹はいい形で聖地での戦いを締めくくった|(撮影:福田文平)

<全英オープン 最終日◇17日◇セント・アンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7313ヤード・パー72>

「76」と苦しんだ前日から、わずか1日で立て直しに成功した。トータル3オーバーの80位タイからスタートした松山英樹が、7バーディ・2ボギーの「67」をマーク。最終日のバーディラッシュでトータル2アンダーまで戻し、ラウンド後には「短いパットを2〜3回外しても、このスコアだったのでよかった」など一日を振り返った。

劇的なプレーで一日が始まった。1番パー4。2打目をグリーン手前に流れるクリークに落としながら、ドロップ後の4打目アプローチを直接決めるチップインパー。これには思わずバンザイだ。「セカンドもよかった。アプローチもいいのが入ってくれたし、いいショットが3回打ててのパーだった。(クリークは)なんで入ったかな? それでもパーであがれた」。トラブルはあったものの、気持ち悪さはなかったこともあり、そこから勢いづいた。

5、6番の連続など前半だけで3バーディ。前日苦しんだショット、パットもまとまり、スコアを伸ばしていった。「ショットもいろいろ試しながらやってるんですけど、まだハマらない。どう振ったらいいかも分からない状況で、きょうは真っすぐ飛んだ。最後はあやしいところもあったけど、途中までよかった」と、内容も悪くない。

後半に入っても10番パー4の2打目を1.5メートルにつけ、バーディを重ねる。さらに12番パー4では残り56ヤードの2打目をピン60センチにつけるスーパーアプローチも披露した。13番で3パットのボギーを叩くも、前日ダブルボギーを喫した直後の14番でバウンスバックに成功。流れを切らすこともない。

名物の17番パー4では、この日2つ目の3パットボギーを叩きながら、最終18番は4日連続となるバーディ締め。ムービングデーのうっぷんを晴らすようなラウンドで、聖地での戦いを終えた。

この英国シリーズが終わると、シーズンもいよいよ終盤戦。プレーオフを意識しての戦いが続く。まずは来週の「3Mオープン」(21日開幕、米ミネソタ州)に照準を合わせつつ、「なるべく上位で(プレーオフ)最終戦までいけるようにしたい」と年間王者戴冠を意識する時期に入った。ラウンドを終え、2時間ほどで米本土への移動も開始する。「優勝争いは見ません(笑)」と笑顔で聖地を去ることになった。

<ゴルフ情報ALBA.Net>