Skip to main content
ニュース
「やり直したい」桂川有人が振り返るダブルボギーの重みと悔い
序盤のダブルボギーでつまづいたが、最後はバーディで締めた桂川|(撮影:福田文平)

<全英オープン 3日日◇16日◇セント・アンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7313ヤード・パー72>

バーディがほしいパー5で痛恨のダブルボギー。はじめての海外メジャーで決勝ラウンドに進出し、18位タイからスタートした3日目は序盤で大きな落とし穴が待っていた。

1番から安定したプレーでパーを並べていったが、5番でつまずいた。前半唯一のパー5でティショットを右のファーストカットラフに運ぶと、ライは極端な左足上がり。ピンまで199ヤードの2打目はアイアンで打つも、グリーンを50ヤードショートした。

ここから厳しい展開が待っていた。ボールのすぐ先からグリーンのあいだは谷。ピンの位置は左手前。グリーンに乗ってからは下り傾斜という状況。3打目は「狙い通りに打ったけど、ぜんぜん上がっていかなかった」と、グリーン手前の上り傾斜を上がりきらずに谷底へ。さらにそこから転がし上げた4打目もグリーンに届かず。今度はグリーン左手前のバンカーに吸い込まれた。

そこからは脱出したが、ピンを9メートルオーバー。ボギーパットが入らずダブルボギー。「防げたダボでした。ちょっとやり直したいと思いました」と後悔を引きずり、続く6番もパーオンに成功しながら「イメージが分からなくなった」と今度は3パットのボギー。このあとも「風が分からなくて」と2バーディ・2ボギー。伸ばしていきたいムービングデーは、スコアを3つ落とすほろ苦い1日になってしまった。

「出だしからいい感じでいっていたので、手ごたえというか、いいイメージは結構あった。あしたはほんのちょっとそのいい方向へ行けば、伸ばせる感覚はあります」と、ここからもう一度立て直しを図る構え。トータル2アンダーの55位タイからの巻き返しへ。悔しい思いのまま、日本に帰るわけにはいかない。(文・高桑均)

<ゴルフ情報ALBA.Net>