Skip to main content
ニュース
比嘉一貴が感じた“聖地”の壁 「いいショットが悪い方向に行くのが、このコースの難しさ」
沖縄出身で風には強い比嘉も、聖地では思うようにプレーさせてもらえなかった|(撮影:GettyImages)

<全英オープン 2日日◇15日◇セント・アンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7313ヤード・パー72>

国内男子ツアーで賞金ランキングトップを走る比嘉一貴は、欧州2戦を渡り歩いて、聖地セント・アンドリュースの「全英オープン」でメジャー初出場を果たした。初日は1オーバーで、トータルイーブンパーのカットラインをにらみながら2日目のスタートを迎えたが、2バーディ・6ボギーの「76」とスコアを伸ばせず。トータル5オーバーで予選落ちを喫した。

初日は「ガマンもできたし、無難なプレー」も、いざ順位を見たら77位タイ。2日目も「全体的に悪いものはなかった」と調子については問題なかったが、チャンスを決めきることができなかった。

1番こそバーディで滑り出したものの、ワンオン可能な9番と12番のパー4では、ティショットがバンカーにつかまり横に出すだけのボギー。2オンが狙える14番パー5では、ティショットを大きく右に曲げてOB。ボギーとした。9番と12番では打った感触は悪くなかったが、でこぼこしたフェアウェイを攻略しきれずにアンラッキーも重なった。「いいショットが悪い方向に行くのが、このゴルフコースの難しさ」と、“聖地”の壁は高かった。

「初めてのゴルフ場ばかりだったけど、意外と対応できるというのはいい自信になりました」とドイツ、アイルランドの連戦では手ごたえを得て、この初めてのメジャーでは課題を実感した。「メジャーになるとピンポジションも厳しい。バーディチャンスを決められないと流れも悪くなる。ボギーが出て続いてしまうのは、メンタル的にもまだまだだなと思いました」と反省が口をつく。

今季2勝を挙げて、国内の賞金ランキングは1位。「(月曜日まで)残って練習します。せっかくこの環境にいられるということで、そこはそこで、フルに満喫しようと思っています」。8月4日に開幕する国内メジャー「日本プロゴルフ選手権大会」まではあとわずか。4週間の海外遠征の経験を活かし、「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」に続いて日本タイトル連勝を狙う。

<ゴルフ情報ALBA.Net>