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硬い地面、風向きによってはパー3? 松山英樹はパー4でワンオン1回、オーバー1回
気まぐれな風のなか距離のコントロールも冴えていた松山英樹|(撮影:福田文平)

<全英オープン 初日◇14日◇セント・アンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7313ヤード・パー72>

ゴルフの聖地、セント・アンドリュースで7年ぶりの「全英オープン」が始まった。松山英樹は、メジャー大会で勝てそうで勝てないウィル・ザラトリスとトニー・フィナウ(ともに米国)とのラウンドで、4バーディ・3ボギーのラウンド。1アンダー・35位タイのスタートを切った。

リンクスらしい風が吹き、地面は日に日に硬さを増していく。練習日に比べ確実に芝は枯れた状況で、松山はティショットでアイアンを多用。特にフォロー風が強くなったバックナインでは、15番で4番アイアンのティショットが302ヤード、16番では6番アイアンのティショットが243ヤード、最終18番ホールではドライビングアイアンで326ヤードをかっ飛ばし1オンに成功した。

実測346ヤードの12番パー4ではドライバーを振り抜きグリーンをオーバー。奥のラフから2.5メートルに寄せてバーディを奪うなど、飛びすぎも注意のセント・アンドリュースで、見事なディスタンスコントロールを見せている。

この日はティショットがラフにつかまる場面もあったが、ポットバンカーには一度もつかまらず。もともと精度の高いショットに加え、縦の距離感もアジャストしながらチャンスをうかがった。

海風を読み、地面の跳ね具合、転がり具合を計算しながら、うねりの大きいグリーン周りを攻めるのに、もっとも適した場所を探しながらのラウンド。大きなケガなく初日を終えた松山が、2日目にはさらに調整力を研ぎ澄ませてバーディラッシュを目指す。(文・高桑均)

<ゴルフ情報ALBA.Net>