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4アンダーで初日5位T 大学では経済を専攻するアマチュアのバークレイ・ブラウンって?
アマチュアのバークレイ・ブラウンが、世界のトップフィールドで上位発進|(撮影:GettyImages)

<全英オープン 初日◇14日◇セント・アンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7313ヤード・パー72>

いよいよ開幕を迎えた第150回「全英オープン」。早朝の午前6時46分に1番ティに立ったバークレイ・ブラウン(イングランド)は前夜あまりよく眠れずに緊張の面持ちだった。

「オールドコースで全英オープンに出場することは本当に夢だった。スタートは信じられないほどナーバスだった」と21歳は「落ち着くのに数ホールかかってしまった。それからようやく良いショットが打てるようになった」という。

この数週間はブラウンにとっては嵐のように慌ただしく過ぎた。6月28日にイングランドのホリンウェルGCで開催された全英オープンの最終予選会では、1日36ホールの戦いを4アンダーで突破。その後は英国のナショナルチームに合流してロイヤル・セント・ジョージズでウオーカーカップの練習を行い、「良いリンクスコースの練習になった」と振り返った。

家族とガールフレンドをともにセント・アンドリュースに到着したのは日曜日。街に家を借り調整に励んだが、「頭の中はゴルフのことでいっぱい。気持ちが高ぶるのを抑えるのがやっとだった」と初出場の全英オープンは興奮だらけ。

ブラウンはイングランドのシェフィールド出身。同地は2016年マスターズチャンピオン、ダニー・ウィレット、そして今年6月、全米オープンを制したマシュー・フィッツパトリックを輩出している。予選会から全英オープン出場を決めると、フィッツパトリックから祝福のメッセージを受け取った。

5バーディ、1ボギーで「68」をマークした第1ラウンド。ハイライトは最難関の17番パー4で、「きょうのベストドライブだった」という375ヤードのティショットを放つと、残り125ヤードをギャップウエッジでピン手前19メートルにオン。この長いフックラインを見事に沈めて、この日5つ目のバーディを奪った。

バークデール高校時代にはバドミントン、サッカー、テニスと他のスポーツにも熱狂。現在は米カリフォルニア州のスタンフォード大でNCAAをプレー。専攻は「経済」で卒業まではあと2年が残されている。

世界アマチュアランキングは46位。ちなみにブラウンがこのオールドコースをプレーするは人生で2度目。「最初はたぶん9歳か10歳の頃。両親にせがんで一度だけプレーした。内容?覚えてないが100万打くらい打った」と笑う。2日目以降は「落ち着いてプレーしたい。シルバーメダル、ローアマを獲得できれば最高だ」と心を躍らせた。(文・武川玲子)

<ゴルフ情報ALBA.Net>