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世界No.1なのに注目度は低い!? スコッティ・シェフラーは全英制覇へ「プレッシャーはまるでない」
シェフラーはテキサス育ちで強風には強い|(撮影:GettyImages)

<全英オープン 事前情報◇13日◇セント・アンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7313ヤード・パー72>

今季絶好調のスコッティ・シェフラー(米国)。現在世界ランキング1位の男を形容するうえで聞かれる言葉は、良く言えば「控えめ」、悪く言えば「スター性に欠ける」というものだ。

当たり前のことだが、一般的にトーナメント開幕前には、その時点での世界ランク1位の選手に注目が集まる。しかしシーズン最後のメジャーに挑むシェフラーへの注目度は、現状ではさほど高くはない。

とはいえ本人はまるで意に介しておらず、「世界ランク1位がどのようなものであるべきかわからないんだ」と屈託のない笑顔を見せる。それどころか、「マスターズの前も優勝候補筆頭として名前はなかったし、それ以外のトーナメントでも優勝候補筆頭になっているのかも知らない」として、目立たない存在でいることが自身に有利に働き、メジャー2勝目に近づけてくれるだろうと、信じて疑わない。

今シーズン、好調を維持し続ける26歳は、特に22年に入ってからは破竹の勢いを見せている。今年出場した16試合では、4月のマスターズでの初メジャー制覇を含む4勝、2位2回を含むトップ10は7回で、予選落ちは2度のみである。

前週の「ジェネシス・スコットランド・オープン」。慣れないリンクスコースに苦戦して、5試合ぶりに予選落ち。しかし初挑戦のセント・アンドリュースでは同様の過ちを繰り返すつもりはない。もちろん、そのための準備にも抜かりはない。

「ザック(ジョンソン)が優勝した2015年大会の映像を見た。あの大会では風は別の方向から吹いていたけど、それでもまた映像を見るつもりだ。ほかの選手がどこに打つかを研究するためにね」

マスターズ戦前にも映像を見てじっくりとコースを研究し、「映像から多くを吸収できた」というシェフラー。

ゴルフの聖地セント・アンドリュース攻略法については、「ゴルフコースをしっかりと観察して、小さなミスを削っていく。さもないと、いきなりポットバンカーに打ち込んで、3打でバンカーからでなければならないようなことになる」と話した。

「プレッシャーはまるでない」と話す世界の頂点に立つ“ダークホース”は、世界最古のメジャーも制覇して、クラレットジャグもトロフィーキャビネットに並べるつもりだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>