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ゴルフの聖地ならでは スピースも大興奮する“勝者のうたげ”
セレブレーション・オブ・チャンピオンズに出席したジョーダン・スピース(上段右から6人目) 今夜の“ディナー”にも大興奮の様子だ|(撮影:GettyImages)

<全英オープン 事前情報◇12日◇セント・アンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7313ヤード・パー72>

4月以降、優勝1度を含むトップ10入りを4回記録している2017年大会覇者のジョーダン・スピース(米国)は、過去10週で7試合に出場と精力的にプレーしている。「コースにいないときはとにかく休息。足が疲れないように“アイスバス”(氷水)にもつけている」と日々、体力の温存に努めているという。

今季の好調は4月に始まった。もっとも好相性と自負する「マスターズ」ではまさかの予選落ちに終わったが、傷心で臨んだ翌週の「RBCヘリテージ」で勝利。「リフレッシュして臨めば何が起こるか分からないと学んだ」という。

5月、地元テキサス州ダラスでの「AT&Tバイロン・ネルソン」では2位。テキサス州フォートワースの「チャールズ・シュワブチャレンジ」で7位、前週の「ジェネシス・スコットランド・オープン」では10位に食い込んだ。

「今の僕はとにかく試合に出て、プロとして戦っていることが楽しくて仕方ない。他にやりたいことなどない」と話す。

スピースにとってセントアンドリュース・オールドコースでの「全英オープン」は2015年以来2度目。「あのとき練習ラウンドをしていたら、ちょうど勝者が集まるセレブレーション・オブ・チャンピオンズが行われていた。あのとき『次回は僕も出たい』と思ったことを覚えている。だから、昨日のセレブレーション・オブ・チャンピオンズは本当にうれしかった」と振り返った。

また、今夜は歴代勝者が集まるチャンピオンズ・ディナーが開催。ジャック・ニクラウス(米国)をはじめ、リー・トレビノ(米国)、ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)らそうそうたるメンバーが勢ぞろいする。

「マスターズは毎年行われるが、全英オープンでディナーが開かれるのはここセントアンドリュース大会だけ。歴代チャンピオンの話をたくさん聞けることをものすごく楽しみにしている」と興奮を隠し切れない。

それでも、一夜明ければ“戦闘モード”。聖地での第1ラウンドに挑むことになる。「今週は世界中のニュースをシャットダウンしてゴルフに集中する。ストレスフリーに戦いたい」。静かに2度目のクラレットジャグを目指す。(文・武川玲子)

<ゴルフ情報ALBA.Net>