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全米OP王者、M・フィッツパトリックは30年ぶりイングランド人の全英制覇へ虎視眈々
全米オープン覇者のフィッツパトリックが公式会見に登場|(撮影:GettyImages)
<全英オープン 事前情報◇11日◇セント・アンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7313ヤード・パー72>

「セント・アンドリュースはお気に入りのコースの一つとは言えない」


11日の月曜日に公式会見に臨んだマシュー・フィッツパトリック(イングランド)の言葉だ。だがその言葉とは裏腹に、先月の「全米オープン」で待望のメジャー初制覇を飾った27歳からは自信がみなぎっていた。

世界最古のメジャーへの挑戦は、フィッツパトリックにとって今年で6度目となる。出場した過去5回のうち予選落ちは2回、最高順位は20位タイ。「全英オープンでの成績はあまり良いほうではない」と自身が話す通り、相性の良い大会ではない。

「正直に言うと、プロ転向以来、リンクスコースでプレーする機会が極端に少なくなった。だから『リンクスと風』の中でのプレーが以前よりも下手になった。ほかのタイプのコースの風なら問題ないのだけどね」

とはいえ、全米オープン以来の実戦の場となった前週の「ジェネシス・スコットランド・オープン」では6位タイに食い込んでいる。会場となったルネッサンスクラブは、スコットランド東部にあるバリバリのリンクス。コリン・モリカワ(米国)や松山英樹といった世界ランキング上位の選手も出場したが、強風を攻略できずに予選落ちをしている。

ジェネシスでのパフォーマンスについて、フィッツパトリックは次のように振り返っている。「過去に出場したときより地面は硬くて速く、(66を出した)金曜日以外は調子に乗れなかった。最終日の途中まで本調子とは言えず、バーディとボギーを繰り返した。だから、決勝ラウンドは2日連続イーブンパーだったのに、6位には驚いた。だからフィニッシュ時はハッピーだった」。

セント・アンドリュースでは、過去に何度もプレーした経験はあるものの、全英オープンでプレーするのは初めて。それだけに、「150回の記念大会で経験できるなんて、最高のことだ」と目を輝かせたフィッツパトリック。

「今大会は普段とは違った雰囲気になるはず。コースに出てプレーするのが、ただ楽しみなんだ」と、1992年のニック・ファルド以来、30年ぶりとなるイングランド人としての全英オープン制覇を虎視眈々と狙う。

<ゴルフ情報ALBA.Net>