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29万人のファンに326億円の経済効果 新記録ラッシュとなりそうな150回目の全英オープン
326億円の経済効果が期待できそう!|(撮影:福田文平)

7月14〜17日にゴルフの聖地・セントアンドリュースリンクス(スコットランド)で行われる150回目の記念大会「全英オープン」。先日、大会史上最高額となる賞金(総額1400万米ドル=約19億円、優勝250万米ドル=約3億4000万円)が発表されたが、ほかにも記録ずくめの大規模大会となりそうだ。

チケット投票への応募は130万件を超え、約29万人が観戦予定。これは2000年にセントアンドリュースで開催され、タイガー・ウッズが初めてクラレットジャグを掲げた23万9000人の入場者数を上回る。

また、シェフィールドハラム大学のスポーツ産業研究センター(SIRC)による独自の予測によると、今大会はスコットランドに約2億ポンド(約326億円)の経済効果をもたらすとも予想されている。

R&Aの最高責任者であるマーティン・スランバーズ氏は、

「セントアンドリュースで開催される第150回全英オープンは、ゴルフ界にとって記念すべき大会になります。これは、歴史的な大会に参加したいというファンの方々の並々ならぬ要望にはっきりと表れています。全英オープンに対するファンの情熱と熱意に非常に感謝しており、2000年に達成した最高入場者数をはるかに上回る新記録を樹立できることをうれしく思っています」

スコットランド首相のニコラ・スタージョン氏も、

「この夏、5つのメジャー大会が5週間にわたって開催されるゴルフの歴史的な年に、全英オープンが史上最大の大会になるというニュースは、驚異的な偉業であり、ゴルフの永遠の魅力を再認識させるものです。この大会は、世界中からスコットランドを訪れる観光客を歓迎し、スコットランド経済、企業、観光産業にも非常に良い影響を与えるでしょう。第150回全英オープンがセントアンドリュースで開催されることをうれしく思いますし、チャンピオンシップが本当に歴史的なイベントになることに疑いの余地はありません」

と語っている。

練習日にも8万人(過去最高はロイヤルポートラッシュで行われた2019年の6万1000人)が訪れるだろうといわれている今年の全英オープン。熱狂の初日までカウントダウンに入った。