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記念すべき「150」回目の全英オープン 会場では“隠れロゴ”を探せ!?
150にまつわるデザインを発見!|(撮影:福田文平)

<全英オープン 事前情報◇10日◇セント・アンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7218ヤード・パー72>

世界最古のトーナメント「The Open Championship」こと「全英オープン」がいよいよ現地時間14日(木)に開幕する。第1回が開かれたのは1860年10月17日。プレストウィック(スコットランド)を開催地に、同地出身のウィリー・パーク・シニアが制した。

戦争によって1915〜19年と40〜45年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年大会の中止を挟みながら、今回で実に「150」回目を数える。そしてその舞台となるのが、16世紀に造られたといわれる世界で最も古いコースで“ゴルフの聖地”と呼ばれるセント・アンドリュース(スコットランド)。世界最古のゴルフ大会が歴史的な節目を迎えようとしている。

今回はコースのみならず周辺の町にも、その「150」という“メモリアルナンバー”がいたるところに散りばめられている。例えばピンフラッグ。今大会のために作られた「150」のデザインが印字されており、ひときわ目を引く。

そして練習場にも「150」が潜んでいた。ボードで示されたり、旗を立てて表されているヤード表示が、150ヤードのところだけ白くて大きなオブジェになっており、ただならぬ存在感を放っている。

さらにギャラリースタンドにも細工。1番ホール横に設置された観客席の色は基本的に青色だが、一部白色に塗られ、遠目からみれば「150TH」(150回目)という文字が浮かび上がる。しかし、開幕が近づいてくればギャラリーの数も多くなり、座席が埋まること間違いなし。ということは、このギャラリースタンドの「150」を見ることは、まるで隠れミッキーのような“レア”感があるのかもしれない。

ほかにもエントランス、テレビ塔、グッズなど、「150」という数字が会場にはあふれている。あらためてその長い歴史に想いを馳せながら、歴史の1ページに新たに刻まれる一戦が楽しみで仕方がない。(文・笠井あかり)