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黄金世代・桂川有人は3打届かず優勝逃すも…全英切符獲得!「今でも不思議な感じだけど幸せ」
見事に全英切符を獲得した桂川有人(大会提供)

<SMBCシンガポールオープン 最終日◇23日◇セントーサゴルフクラブ セラポンコース(シンガポール)◇7403ヤード・パー71>

アジアンツアーとの共同主管となる国内男子ツアー開幕戦で日本の若武者が魅せた。4位タイから出た桂川有人がトータル10アンダーまで伸ばし、首位には3打届かずも2位タイフィニッシュ。4位までに付与される今年の海外メジャー「全英オープン」の出場権を手にした。

前半で2つ伸ばした桂川は折り返しての13番でもバーディ。ボギーフリーのゴルフで首位を走るサドム・ケーオカンジャナ(タイ)を逆転するまでには至らなかったが、3打差まで詰め寄るナイスプレーだった。

終始安定したゴルフに「初日はショットが荒れていましたけど、日に日に良くなってきた。きょうは完ぺきだった」と桂川。全英、そして優勝へのプレッシャーがあるなかでも「(ほかの選手)みんなが感じていると思ったので、淡々とできた」と大物ぶりを発揮した。

開幕前は「全英を目指してやってきましたが、寒い日本であまり練習できていなくて」と不安も大きかったが、「やってみたら楽しかった。うまくプレーができてよかった」と払拭。そして大舞台への挑戦権を得た。

その念願だった海外メジャーへの切符を手にして「今でも不思議な感じだけど、幸せです」とニンマリ。「こんなに早くメジャーに出られると思っていなかった。モチベーションが上がりました」と笑顔を見せた。

この大会ではかつて木下稜介も全英の出場権を獲得、そこから羽ばたいていった。畑岡奈紗、渋野日向子、そして金谷拓実らと同じ黄金世代の桂川。今季がルーキーイヤーとなる23歳にも同じような活躍に期待したい。