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稲見萌寧が試合の朝にも行っている“障害物”ドリルの意味とは? 「感覚で理想のフェードを覚えられる」
実球の周りにボールやスリーブ箱、ティなどを置いて、毎日ようにインパクト前後の軌道の修正を行っている|(撮影:ALBA)
稲見萌寧は今年に入って5勝を挙げる活躍で、ついには東京五輪代表の座を掴んだ。そんな稲見が理想的なフェードを打つために3年間続けているドリルについて、7月21日(水)発売のゴルフ雑誌ALBA825号で語っている。普段の練習だけでなく、試合のスタート直前までこのドリルを行い、ストレート・イン軌道を体に覚え込ませたという。


「私の持ち球はフェード(やや右に曲がっていく球)ですが、できるだけ左に打ち出さず、出球をストレートに近づけるように意識しています。真っすぐ打ち出して落ち際で右に軽く曲がるフェードなら、曲がり幅をコントロールでき、ピンをデッドに狙うことができるからです」

稲見が理想とする極上のフェードボールを打つには、インパクト前後のヘッド軌道が大事になってくる。真っすぐヘッドを入れ、緩やかにインサイドに振り抜いていくことで、曲がり幅の少ないフェードボールが打てるというわけだ。

「この軌道を覚えるため、練習では(ボールが入っている)スリーブ箱やボール、ティなどの障害物をたくさん置いて、フルスイングしています。スイング中の体の動きを意識するよりも、『障害物に当てないようにスイングするには、どういうイメージで振ればいいか』と感覚で覚えるほうが私に合っている。フェードヒッターはアウト(外側)からクラブが入りやすくなるので、(上から見て)実球の右斜め上にスリーブ箱などを置きます」

そのスリーブ箱の横にはボールを2個置いて、よりストレートの軌道をイメージ。ボールを打った後には、内側にクラブを引き込みすぎないように、上から見て実球の左下にもう1個ボールを置いている。いくらアウトサイド・インのカット軌道をケアしても、クラブがインサイドから入ればフェードではなくドローしてしまう。それを防ぐために、稲見は上から見て実球の右下にティを刺す徹底ぶり。しかも、このティは後方から見ると、アドレスしたシャフトの角度と平行になるように刺してある。

調子がいい日も悪い日も変わらず“障害物”ドリルを行ってきた稲見。それがフェアウェイキープ率は74.29%(2位)、パーオン率は74.11%(3位)というショットの精度につながっている。ただし、一般ゴルファーが練習場で行うと、事故が起こりそうなので、真似しないほうがいいだろう。

<ゴルフ情報ALBA.Net>