Skip to main content
ニュース
東京五輪前最終戦 日本代表・星野陸也が描く青写真
全米オープンに続き予選突破を狙う星野陸也|(撮影:GettyImages)
<全英オープン 事前情報◇14日◇ロイヤル・セントジョージズGC(イングランド)◇7211ヤード・パー70>

松山英樹とともに今月29日に開幕する東京五輪ゴルフ競技に出場が決まっている星野陸也が、初めて「全英オープン」に参戦する。初のリンクスコース。印象は「想像していた通り。まったく木々もなくて風が抜けるコース」と、誰もが持つリンクスのイメージそのままのコースと対峙する4日間が始まる。


5月の「全米プロゴルフ選手権」に出場するも予選落ち。その後も米国にとどまり、現地の予選会を勝ち上がって「全米オープン」にも出場した。ここでは4日間戦い、26位タイともう少しで上位争いというところまでこぎつけた。その後は一時帰国し1試合に出場し再び海を渡った。

松山英樹がコロナ陽性により残念ながら欠場となったため、今大会の日本勢では世界ランキング最上位。五輪日本代表としても期待がかかるが、そこのプレッシャーよりも、まず気になるのはコースの難しさに対するプレッシャー。「ダボとかトリとか来ちゃうと、取り返すのが大変。ただでさえ、天候によってはバーディが出にくいので」。大きなミスを避けながら、予選ラウンド突破を目指す。

「まずはしっかり2日間、いい位置で予選通過することだけを心がけて。全米オープンみたいに途中までいい位置にいて、上位争い、優勝争いのチャンスに食い込んでいければ」と、目指すはもちろん上でのプレーだ。ここでの成績次第では、現在81位の世界ランキングをさらに押し上げ、今後目指す海外試合への出場も見えてくる。

五輪前の最終決戦。母国で金メダル争い、そして熱望する海外進出のため、大きな意味を持つ戦いがまもなく幕を開ける。