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日本一曲がらない男・稲森佑貴が2度目の全英へ 広いFWも「油断したらヤバい」
稲森佑貴が2度目の全英オープンへ!|(撮影:GettyImages)

<全英オープン 事前情報◇13日◇ロイヤル・セントジョージズGC(イングランド)◇7211ヤード・パー70>

国内ツアーで日本一曲がらない男といえば稲森佑貴。フェアウェイキープ率は2015年から1位をキープ。今季もダントツのトップを走る稲森が、19年以来、2度目の全英に挑む。

前回出場時は持ち前の安定感を生かし予選を突破。72位タイと上位進出は逃したため、今回に懸ける思いは強い。国内2勝はいずれも「日本オープン」と、難コースほど実力を発揮する稲森。全英でもその曲がらないショットを武器に戦う。

日曜からの3日間で1日9ホールずつ消化し、そして大会前日の水曜も9ホールの予定。体力も温存しながら準備を進めている。そして今年のロイヤル・セントジョージズGCに対しては、「フェアウェイが広い」との印象を持つ。

狭くてもフェアウェイをキープできる稲森にとってみれば楽かと思いきや、「フェアウェイが広いけど、それを外すとすぐブッシュというイメージ。広いから油断したらヤバいかな」と、かえってティショットは慎重さが要求される。「ブラインドが多いから、(ギャラリー)スタンドとかなかったら本当に分からない」と目印を見つけ、勇気あるショットを放つことも今週の課題となりそうだ。

そしてティショットをクリアしたあとは、難グリーンが待ち受ける。「グリーンの傾斜が強いので、アンジュレーションがちょっと難しいなと感じる。ショートアイアンで打っても、パーンと変なところでキックしたり」と、グリーン周りのポットバンカーにつかまることも警戒する。さらには砲台グリーンとなるホールもあり、セカンドショットからの組み立てもスコアメイクのカギとなりそうだ。

2週前の「日本プロゴルフ選手権」では最後まで優勝争いを演じながら最後の最後でミスが響き2位タイに終わった。国内メジャーではやはり強さを見せるが、海外メジャーでも安定感は大きな強み。「まずは予選通過。3日目終わって20位くらいにいたら、上位を目指して頑張りたい」。前回大会を大きく上回る成績で、世界に曲げない男の存在感を示す。