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マキロイが“早出”の全英一番乗り 前週予選落ちからの…土日ですでに29Hを消化
マキロイ、スコットランドでは予選落ちしたけど、全英準備は万端|(撮影:GettyImages)
<全英オープン 事前情報◇12日◇ロイヤル・セントジョージズGC(イングランド)◇7211ヤード・パー70>

大会1勝のローリー・マキロイ(北アイルランド)が「全英オープン」に戻ってきた。多くの有力選手が欧州男子ツアー「アバディーン・スコットランドオープン」の決勝ラウンドを戦うなか、マキロイは同大会で予選落ちとなったため、週末を全英会場で過ごした。


昨年大会はコロナ禍のため第二次世界大戦により中止となった1945年以来の開催見送り。「昨年はほかの3大会は行われたがこれだけ中止。僕の中ではこの大会がメジャーの中でベストな大会で最も大きい大会」と、全英に対する思いを海外メディアに語った。

2014年大会で優勝を果たしているマキロイ。翌15年は大会直前に右足首を痛めて欠場を余儀なくされたが、16年からは3年連続でトップ5入りを果たすなど、毎年の優勝争いはもはや恒例行事にもなっていた。

ところが19年に地元の北アイルランド、ロイヤル・ポートラッシュで行われた記念大会ではまさかの予選落ち。それだけに今年に懸ける気持ちはより一層強い。「ここに来られて本当にうれしい」と、今年最後のメジャー大会を前に、喜びにあふれている。

今年の会場となるロイヤル・セントジョージズGCで開催された11年大会では25位タイに入っており、アマチュア時代も含めて3回のプレー経験が、今年の活躍にも大いに役立ちそうだ。「どのホールのティに立っても、ああ、こうだったなと思い出す」。スコットランドでの予選落ち翌日には11ホール、そして日曜日には18ホールを回り、すでに準備万端といったところだ。

現地は今週、月曜、火曜と雨の予報。そのため、多くの選手が厳しいコンディションのなかで調整を強いられる中、この早出のラウンドが優位に働くか。「これで少しは楽になったかな」と、前週の予選落ちを払拭する活躍で、大会2勝目をつかみにかかる。