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全英チャンプの組に“飛び入り参加” 今平周吾が体感したモリナリのすごさ
今平周吾はメジャー初予選通過なるか?

<全英オープン 事前情報◇16日◇ロイヤルポートラッシュGC(北アイルランド)◇7344ヤード・パー71>

昨年の日本ツアー賞金王の資格で、2016年以来3年ぶり2度目の出場となる今平周吾が、16日(火)に初の練習ラウンドを行った。これまでの経験から少し遅めの始動で、疲れを残さず開幕へと向かっていく。

8人が出場する日本勢で“大トリ”となる月曜日夜に北アイルランド入りした今平。この日は18ホールの練習ラウンドを行い、ロイヤルポートラッシュGCの感触を初めて確かめた。海外勢も含め、すでに多くの選手が数ラウンドをこなすなか、マイペース調整を選択。「今年のマスターズでは早く会場に入ったけど、あまり早すぎて疲れてしまった。遅くても時差ボケは変わらなかったので、それならギリギリまで日本で練習していたほうが新鮮だし、疲れないでプレーできると思った」と、その意図を説明した。

だが、数少ないラウンドを充実したものにするための“工夫”も。今平はこの日、昨年の全英チャンプ、フランチェスコ・モリナリ(イタリア)の組に、「朝スタート表を見て、モリナリがいたので勉強しようと思い入れてもらった」と“飛び入り参加”。9ホールを一緒に周り、王者のプレーを目の当たりにした。

「飛距離はそこまで出ないけど、コントロールというか、球のとらえ方がすごくうまかった」とそのプレーを観察。「(飛距離は)あまり変わらなかった。でも球質が違う。僕が強く打ち出してグリーンで止まらないという場面でも、モリナリはゆっくり飛んでいくというか、すごくいい球を打っていました」。自身がメジャーを戦ううえで必要な要素をそろえる選手のプレーで、イメージをふくらませた。「メジャーにきて、機会があったら(海外の選手と)回ったほうがいいかな」。今後も意識的に世界の強豪との練習ラウンドを積んでいくつもりだ。

コースについては「意外とフェアウェイが軟らかくて、グリーンもそこまで硬くはなかった。(グリーン上の)芝もけっこうふさふさしていた」と分析。リンクス対策のためのクラブ変更も特にせず、「最後のメジャーなので楽しみたい」と自然体で大会に臨む。今季はこれで4大メジャー全試合に出場。調整方法の変化と、前回王者から得たインスピレーションを海外メジャー初の予選通過につなげたい。