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T・ハミルトン、J・デーリーが欠場、J・ニーマン、K・ストリールマンが繰り上がり出場
今年の全英オープン出場を断念した1995年王者のジョン・デーリー 写真・Getty Images

7月18~21日に北アイルランドのロイヤルポートラッシュGCで行われる全英オープン。出場選手が固まってきている。

 

まず、7月8日にトッド・ハミルトン(米国)が家庭の事情により欠場を表明したことで、20歳でチリの期待の星といわれるホアキン・ニーマンが繰り上がり出場。

 

また、7月9日にはジョン・デーリー(米国)が欠場を決めたことにより、ケビン・ストリールマン(米国)が繰り上がることになった。

 

デーリーの欠場に関しては、R&Aの苦渋の決断もあった。

 

ヒザを痛めているデーリーは、乗用カートでのプレーをR&Aに打診。実は今年の全米プロゴルフ選手権でも同じ要求をしており、このときは「ADA(Americans with Disabilities Act=アメリカ障害者法)に悩む選手は、明確な理由があれば申し出をすることができるというPGAの条項がある」という理由で、PGAオブ・アメリカが許可している。

 

R&Aもデーリーの申し出を慎重に検討してきたが、「ジョンが直面している困難さは認識しているし、明らかに長期的な状態であるため同情もしている」としながら、その要求をカ却下することを決めた。

 

理由として、コースを歩くのはチャンピオンシップの不可欠な部分であるという伝統。また、可能な限りプレーヤーは同じ条件であるという公平性。そして、ロイヤルポートラッシュGCの地形自体や湿地があるためカート使用に適さない、という現実的な問題も挙げた。

 

「彼の申し出を軽視したわけではないし、正しい決断だと考えている。ジョンはチャンピオンゴルファーとして、私たちの心の中で特別な場所を持っているし、ロイヤルポートラッシュや将来も常に歓迎されるでしょう」

 

とR&Aは声明を残していた。

 

なお、現時点でのウェイティング優先順位は以下のとおり。

 

1.ローリー・サバティーニ(スロバキア)

2.ブライアン・ハーマン(米国)

3.マーティン・カイマー(ドイツ)