<全英オープン 事前情報◇13日◇セントアンドリュース・オールドコース(7,297ヤード・パー72)>
誰もが待ちわびる世界最古のメジャー、全英オープン。大会を3日後に控えて、有力選手が続々と現地セントアンドリュース入りしており、日々お祭りムードが高まっている。そんな世界的なゴルフの祭典。英国の老舗ブックメーカー、ラドブロークスは月曜時点で今大会の優勝者をどのように予想しているのか。
本命は、メジャー2連覇を果たしているジョーダン・スピース。4月のマスターズで初メジャーの戴冠を勝ち取ると、続く全米オープンでも優勝。前週のジョン・ディアクラシックでも今季4勝目を挙げ、まさに絶好調の状態で聖地に乗り込んでくることになる。さらに昨年覇者のロリー・マキロイが大会前に足首を負傷して欠場が決定したことも受け、現時点のオッズは5倍。出場選手中唯一の一桁の倍率は、圧倒的な大本命だ。
そのほかの注目選手のオッズは以下のとおり。対抗はダスティン・ジョンソンの12倍で、それを追うのが地元英国出身のジャスティン・ローズと、昨年2位に食い込んだリッキーファウラーの16倍となる。またアダム・スコットは20倍、その後ろにはタイガー・ウッズとセルヒオ・ガルシア、フィル・ミケルソンが25倍で並ぶ。
念願の日本人初メジャー制覇の期待がかかる松山英樹は33倍。本命のスピース、対抗のジョンソンと同組に入るなど、世界的な注目度も高い。3年連続の出場となる今大会は、早い段階から現地入りして準備開始。月曜日の練習ラウンドに出ていった松山の表情からは、内に秘める闘志がひしひしと伝わってきた。
松山から大きく間が空いて、日本人2位となるのは小田孔明の300倍。ほかの選手はいずれも500倍や1000倍と、ブックメーカーの評価は総じて低い。下馬評を覆して上位に食い込んでもらいたいところだ。