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活躍を誓ったタイガー・ウッズ、予選通過がピンチの状況に「戦い抜くしかない」
苦しい初日となったウッズ、明日なんとか巻き返したい|(撮影:岩本芳弘)

<全英オープン 初日◇16日◇セントアンドリュース・オールドコース(7,297ヤード・パー72)>

大会前に優勝の可能性を問われたタイガー・ウッズは「確実にある」と答え、「自信もある」と力強く語っていた。しかしそんな元世界ナンバーワンを待っていたのは、厳しい現実だった。


2008年に全米オープン制覇以来、メジャーのタイトルから遠ざかっているウッズ。早めに現地入りして、準備は万全のはずだった。だが1番ホールからいきなり躓く。同組の2人に約60ヤード離されたが、直後の2打目をセントアンドリュース名物のザ・バーン(フェアウェイを横切るに小川)に打ち込んで、いきなりボギー。その後の6ホールでも3ボギーと完全に歯車が狂った。

10番終了時点ですでにノーバーディ5ボギーの5オーバー。プレー中は常に終始厳しい顔でかつての王者は見る影もなく、疲弊した表情がすべてを物語っていた。ホールアウト後には「(1番で躓いたが)あと17ホール残っていた。どうにか力を押し出そうとしたのだが」と声を絞り出した。

「戦うしかない。戦い抜くしかない。今日は比較的な楽な展開のはずだった。ほかの選手はロースコアを出しているが、私にはそれができなかった。明日がタフなコンディションになり、みんながスコアを崩す一方、自分が好スコア出せれば順位を上げられるはずだ」

この日のスコア76は、これまでウッズが出場した全英オープンで最低の数字だ。とはいえゴルフ史に残るスーパースターは、過去にセントアンドリュースで2度優勝しており、大会出場全19試合中、予選落ちはただ一度。

相性のいい大会なだけに、懸命に応援するギャラリーに応える活躍で、逆転の予選突破を成し遂げたい。