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猛追で暫定10位浮上 松山英樹、日没も気にせずバーディ締め
ガッツポーズも飛び出した松山英樹、猛チャージで再度上位を視界に捉えた|(撮影:岩本芳弘)

<全英オープン 2日目◇17日◇セントアンドリュース・オールドコース(7,297ヤード・パー72)>

スコットランドにあるセントアンドリュース・オールドコースで開催中の「全英オープン」の2日目は、早朝に悪天候により3時間を超える中断を挟んだ影響で全選手がホールアウトできず日没で残ラウンドを18日(土)に持ち越した。


そんな中、イーブンパーの64位タイからスタートした松山英樹が14番まで終えて8バーディ・2ボギーと6つスコアを伸ばす猛チャージを披露。トータル6アンダー暫定10位に浮上し、同組でトータル10アンダー首位を行くダスティン・ジョンソン(米国)、メジャー3連勝を狙うジョーダン・スピース(米国)に力強く迫った。

日没を告げるホーンが鳴り響き、グリーン前からの3打目を残したスピース、ジョンソンが引き揚げても、14番パー5でバーディチャンスにつけていた松山はグリーンを動かなかった。キャディにピンを抜くように促し、残した1メートルのバーディパットを慎重に決めてスコアカードに“4”を記し日没サスペンデッド。7つのバーディを積み重ねた後の、2連続ボギーのイヤな手ごたえを断ち切るかのような、最後の1ストロークだった。

1番で2メートルを沈めたのを皮切りに、続く2番では6メートル、3番は3メートル、4番はカラーから6メートルとことごとくカップに沈めた。前日のパットの不調がウソのような4連続バーディで勢いづくと、7番、9番とバーディを積み重ね前半を“30”でターン。さらに10番ではグリーン手前から約10メートルをねじ込んで見せた力強いガッツポーズは聖地にいる誰もをうならせた。

しかし、オールドコースの折り返し地点に当たる11番パー3では、強めに入った80センチのパーパットがカップに蹴られてボギー。最も風が強まった海沿いの12番もティショットのミスからボギーとした。それだけに、14番でのバーディは明日に残した4ホールとその先にある18ホールにつながるものといえそうだ。

第2ラウンドの競技は7時に再開が予定されている。天候は再び荒れることが想定されているが、明日はどんな風が吹くのだろうか。