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「-5、-6出せれば」松山英樹、逆転の可能性は?過去には10打差逆転も
5差逆転を狙う松山英樹だが可能性はゼロではない(撮影・岩本芳弘)

<全英オープン 第3ラウンド◇15日◇セントアンドリュース・オールドコース(7,297ヤード・パー72)>

スコットランドにあるセントアンドリュース・オールドコースで開催中、今季のメジャー第3戦「全英オープン」は日曜にずれ込んだ第3ラウンドを終えてトータル12アンダー首位タイから3打差に14選手がひしめく大混戦となった。


首位タイに並ぶポール・ダン(アイルアンド・アマチュア)、ジェイソン・デイ(オーストラリア)、ルイ・ウーストハウゼン(南アフリカ)を筆頭に、メジャー3連勝を狙うジョーダン・スピース(米国)が1打差。2度の全英制覇誇るパドレイグ・ハリントン(アイルランド)がトータル10アンダーの5位につけている。トータル9アンダーにいるジャスティン・ローズ(イングランド)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、もう1人のアマチュア、ジョーダン・ニーブルーギー(米国)まで誰にも勝利のチャンスはあると言えそうだ。

この日は1つスコアを伸ばすにとどまりトータル7アンダーの18位タイに後退した松山英樹の逆転の可能性ももちろんゼロではない。近年では2012年にアーニー・エルス(南アフリカ)がアダム・スコット(オーストラリア)との6打差を逆転。1999年のカーヌスティではポール・ローリー(スコットランド)が10打差をひっくり返している。“ジャン・ヴァン・デ・ベルデ(フランス)の悲劇”として語り継がれている、ファンにはおなじみの大会だ。

この日のホールアウト後は、「明日5アンダー、6アンダーを出すことができれば」と意気込んだ。松山は米ツアーのスコアアベレージでも最終日が69.21と最も良い。サンデーヒデキと呼ばれるゆえんでもあるが、聖地でもこの日のフラストレーションを晴らすような躍進はなるだろうか。ちなみに全英で優勝者が出した最少スコアは1993年にグレッグ・ノーマンがマークした“64”だ。