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<速報>スピース“同一年メジャー3連勝”の偉業ならず!首位と1打差で大会を終える
1打差でプレーオフを逃し、メジャー3連勝の夢が潰えたスピース(撮影・岩本芳弘)

<全英オープン 第4ラウンド◇20日◇セントアンドリュース・オールドコース(7,297ヤード・パー72)>

5日目の長丁場になった2015年の『全英オープン』。『マスターズ』『全米オープン』とメジャー2連勝を達成した21歳の新鋭、ジョーダン・スピース(米国)がトータル14アンダーでホールアウトし、首位に1打差届かず、1953年のベン・ホーガン以来となる同一年メジャー3連勝の偉業をあと一歩のところで逃した。


トータル11アンダーで最終日の1番をティオフしたスピースは1番でバーディを奪うと、5番、6番で連続バーディ。トータル14アンダーにスコアを伸ばす。8番でまさかの“ダボ”となったが、9番、そして10番で取り返し、勝負の“マンデーバックナイン”に。

しかしここからは耐える展開。11番からはパーで凌ぎつつチャンスを伺うもスコアを伸ばすことができない。16番でスネークラインの難しいパットを決め、激しい形相でガッツポーズを見せるも、3ラウンドのうちボギー2つとなっていた難関・17番で2mのパーパットを外し、痛恨のボギー。先に15アンダーでホールアウトしたザック・ジョンソン(米国)、マーク・リーシュマン(オーストラリア)に1打先行されたまま最終18番を迎える。
 
ティショットを左に曲げ、トップに追いつくための勝負のセカンドショット。ピンそば約2m付近に着弾するも、バックスピンがかかり無常にもカップから遠ざかる。バーディパットはわずかに左にそれて、同一年のメジャー3連勝の夢は潰えることとなった。

優勝はマーク・リーシュマン(オーストラリア)、ルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)とのプレーオフを制したザック・ジョンソン(米国)。2007年のマスターズ以来のメジャータイトル獲得となった。