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「得たものはある」池田勇太、リオにつなげるメジャーでの4日間
池田は最終日も苦しいゴルフに、しかし収穫もあったという|(撮影:岩本芳弘)

<全英オープン 最終日◇17日◇ロイヤルトゥルーン(7,190ヤード・パー71)>

トータル7オーバーの65位タイからスタートした池田勇太が競技を終えたのは、最終組がスタートする遥か前だった。最終日は4バーディ・6ボギー・2ダブルボギーの“77”。トータル13オーバーの72位タイで5度目の全英オープンを終えた。


上位争いから遠く離れた位置でのラウンドだけに、心構えはいつもと少し違うものだった。「次の全米プロもあるので、その辺にむけてしっかりやろうと話をしてスタートしていた。ボギーを打とうがダボを打とうが、次はバーディというイメージで。バーディを獲ることだけを考えて。スコアはさておき、のような気持ちでプレーした」。

その言葉通りスタートホールからダブルボギーを叩く展開も、3番で獲り返すなど難コンディションで初日以来の4バーディ。2日目、3日目は合わせて1つのバーディにとどまっただけに、「ショットは安定していて、昨日同様いい形だった。この流れで全米プロまでしっかりいきたい」と数字には表れない満足感を示した。

久々のメジャーでの4日間。もちろん収穫も少なくなかった。「スコアうんぬんより、昨日今日の苦しいゴルフをして得たものはあると思う。全米OPから全英OPに来て、また全英OPから全米プロにつなげていければ、おのずと五輪までつながっていくと思う」。今後はいったん日本に戻って、「全米プロゴルフ選手権」、そしてリオでのオリンピックの準備を整える。

「五輪と全米プロのを全部持って行かなくてはいけない。(ウェアとかだけでなく)ゴルフバッグも。一式。行くときは荷物10何個だって(笑)」。最後のメジャーのあとは、いよいよ日本代表としての戦いが待っている。