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谷原秀人は直前まで試行錯誤も手応え「悪い方向にはいっていない」
この日も松山と練習ラウンドを共にした谷原、仕上がりは上々?|(撮影:岩本芳弘)

<全英オープン 事前情報◇19日◇ロイヤルバークデール(7,156ヤード・パー70)>

海外男子メジャー第3戦「全英オープン」開幕を翌日に控えた水曜日。谷原秀人は松山英樹、宮里優作とアウト9ホールの練習ラウンド。その後練習場でチェックを行い、最終調整を終えた。


試行錯誤の中で本番を迎える。今回の欧州連戦の初戦となった「フランスオープン」から、キャディの後輩プロゴルファー谷口拓也と共にスイング改造に取り組んできた。今大会中も継続してスイング改造を続けてきたが、「今日もショットのタイミングとかを変えた。朝ひらめいたのですけど。こちらのほうがスイングいいかな、という思いつきで。感触は悪くなかった」とこの日も新たなチェックポイントを加えたという。

「今も大事かもしれないけど、より将来的なことも視野に入れてやっている。ずっと試合に出ているので、固め打ちみたいなことができないけど、今だけではなくて、今後を考えて」。もちろんこのメジャーで結果も欲しいが、将来の欧州、そして米国PGAツアーを見すえた長期的な取り組み。もちろん変えることに不安はあるが「悪い方向にはいっていない」と手ごたえもある。

リンクスでの戦いに向けても、周到な準備を進めている。ドライバーからパターまで複数をバッグに詰め込んで練習ラウンド。谷口が「めちゃめちゃ重いですよ(笑)」と音をあげるほどで、メーカー担当者が持ち込んだものを含めれば、30本近いクラブを常に試しながらの調整だった。

「成績残したいのは誰も思うところ。その中でも調子的には一番納得できている。グリーン周りとかをうまくできたら、うまくいくのではないかというのはありますね」。アイリッシュオープンから3週間を共にしている松山英樹から受ける刺激も少なくない。前回08年のここロイヤルバークデールでは予選落ちを喫しているが、進化を見せつけるチャンスは大いにありそうだ。