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結婚してハングリーじゃなくなった?低空飛行のマキロイに厳しい質問
ここ2戦予選落ちが続いているマキロイ、会見では厳しい質問も|(撮影:GettyImages)

<全英オープン 事前情報◇19日◇ロイヤルバークデール(7,156ヤード・パー70)>

今年の「マスターズ」終了後の4月22日には、元PGA・オブ・アメリカ職員のエリカ・ストールさんと結婚式を挙げて、私生活では幸せ絶頂にあるローリー・マキロイ(北アイルランド)。しかし、本業では低空飛行が続いている。


新婚旅行から復帰戦となった「ザ・プレーヤーズ選手権」では35位タイに入ったものの、ろっ骨の骨折など故障もありメジャー第2戦「全米オープン」では初日に“78”を叩いて予選落ち。さらに、自身の財団がサポートする欧州ツアー「アイリッシュオープン」、前週の「スコティッシュオープン」と2週連続予選落ちを喫するなど、状態が不安視されてリンクスに入った。

この日公式記者会見に出席したマキロイは、状態が上がらないことに対し「結婚してハングリーさが失われたのでは?」などと海外メディアから厳しい指摘を受けた。だが、きっぱりとした口調でこれを否定。「今週も心底勝ちたいと思っている。全英オープンを2度優勝したからって人生が逆転するわけではないから、勝たなくてもいいのかもしれない。だけど僕は勝ちたい。今でも、キャリアをスタートしたばかりのころ、いやそれ以上のハングリーさを持ち合わせているよ」。

一方で自身の状態については「今年は乗り切れていないのは確かだ。自分が目指していたようなシーズンになってはいない」と結果が出ていないことは認めつつ、復調の途上にあると解説。「ハードワークをこなして、辛抱強く待つしかない。改善するためのプロセスを楽しみながら、大会に向けて準備を続け、ショットを打ち続けるしかない。直近の2週間はうまくいかなかったけど、以前から話しているとおり、(復調に至るまで)そんなに遠くはないと思う」と話した。

とはいえ、周囲の雑音は結果で打ち消すしかない。結婚、クラブ契約の変更など様々な変化を経て迎える全英オープン。世界ランク4位は、2014年以来の勝利へ向けて日曜から精力的に調整を続けて本戦のティオフを迎える。