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「なんて信じられないカムバックだ」睡眠障害治療中のウッズがスピースを祝福
優勝会見で笑顔をみせるスピース、最終日のプレーは圧巻だった|(撮影:岩本芳弘)

<全英オープン 最終日◇23日◇ロイヤルバークデール(7,156ヤード・パー70)>

4つスコアを落としながら上がり5ホールで5つスコアを伸ばす圧巻のプレーを見せて初の「全英オープン」を成し遂げたジョーダン・スピース(米国)。その劇的すぎる最終日のプレーは世界中のゴルフファンをくぎ付けにした。

スピースはこれで2015年「マスターズ」、「全米オープン」に続き、3つ目のメジャータイトル獲得。23歳361日でのメジャー3冠は24歳で達成したタイガー・ウッズ(米国)を越えて、帝王ジャック・ニクラス(米国)に続く年少記録となる。次なるメジャー「全米プロゴルフ選手権」ではキャリアグランドスラム達成に挑む。

自身の記録を越えられたウッズは大会終了後に自身のSNSで「なんて信じられない優勝へのカムバックだ。ジョーダン、本当におめでとう」とスピースを祝福するコメントを出した。

ウッズ自身は5月末に自宅のあるフロリダで自動車で寝ているところを逮捕され、アルコールなどが検出されなかったため釈放。その後、睡眠障害を告白し治療に取り組んでいる最中。次世代の選手が輝きを放つ中、元王者はどんな気持ちで試合を見守っただろうか。スピースらとの再びの共演が待たれる。