<SMBCシンガポールオープン 初日◇18日◇セントーサゴルフクラブ セラポンコース(7,398ヤード・パー71)>
昨年、グリーンジャケットに袖を通した男が、常夏の地で貫録を見せつけた。
アジアンツアーと国内男子ツアーの共同主管試合「SMBCシンガポールオープン」初日。招待選手として出場している昨年のマスターズ覇者、セルヒオ・ガルシア(スペイン)が1イーグル・4バーディ・1ボギーの“66”をマーク。5アンダーでホールアウトし、暫定ながら首位タイにつけた。
抜群のスタートを切った“神の子”は笑顔でクラブハウスへと引き上げてきた。「いいスタートができた。トリッキーなところがあるコースで、ドライバー、グリーンへのセカンドと正確なショットが求められるが、うまくいってよかった」。10番スタートの序盤こそ苦戦したものの、17番でバーディ、さらに18番でイーグルを奪ってからは盤石のゴルフを展開した。
そのドライバーは今年から新たに契約を結んだキャロウェイのもの。今季一番の大型移籍と話題になったばかりだが、早くもニューギアにアジャストしており、仕上がりにも納得している様子。「クラブに関しても合っているのでキャロウェイに感謝している。ドライバーのフィーリングはとてもいいし、ボールの感触に関してはアメイジング。グリーンまわりに自信が持てて、ポジティブなゴルフができているよ」と親指を立てた。
「今日のゴルフは問題もなかったので、特に直すことはない。これだけ暑いので、少し体を冷ましてナイスな夕食をとって明日に備えるよ」と陽気に笑った神の子。このまま18年最初のタイトルへと突っ走る。