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稲森祐貴が12位に浮上 難コース攻略の心得
ホールアウト後、晴れやかな表情の稲森|(撮影:ALBA)

<SMBCシンガポールオープン 最終日◇21日◇セントーサゴルフクラブ セラポンコース(7,398ヤード・パー71)>

フェアウエーキープ王はシンガポールでも健在だった。連日のサスペンデットで進行が遅れている国内男子ツアー「SMBCシンガポールオープン」。2日またぎの第3ラウンドを5バーディ・1ボギーの”67”とスコアを伸ばした稲森祐貴。35位タイから、首位と6打差の12タイ位に順位を上げた。日本ツアーで3年連続フェアウェイキープ率1位の稲森が異国の地で初優勝を狙う。


「このコースはフェアウェイキープしないと戦えないです」。粘っこいラフに加え、グリーンが硬く、グリーン回りもハザードが多く難度の高いコースのため、フェアウェイから確実に打つほうが有利だ。2015年から3年連続フェアウェイキープ率トップを維持している稲森は、第2ラウンドのフェアウェイキープ率100パーセントなど「深いラフには1回ぐらいしかいっていない」と、自分の武器を生かしている。

大会3日目は、第2ラウンドの残りと第3ラウンドを合わせて30ホールを消化。30度を超える気温の中、長丁場の1日を「アドレナリンも出ていますし、体力的には問題ない」と疲れも見せずに乗り切った。4日目の朝7時40分から第3ラウンドの残り2ホールをパーとして最終ラウンドへ向かった。「最終ラウンドもフェアウェイキープで上位を狙います」。14年に初シードを獲得した23歳が待望の初優勝へ望みをつないだ。