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「全英には出たい」復調気配の石川遼が狙う3年ぶりの海外メジャー
インタビューで今大会への意気込みを語った石川遼|(撮影:ALBA)

<ミズノオープン 事前情報◇23日◇ザ・ロイヤルゴルフクラブ(8007ヤード・パー72)>

2015年の「全米オープン」を最後に海外メジャーから遠ざかっている石川遼。3年ぶりの大舞台を目指し、あした早朝の7時半から国内男子ツアー「〜全英への道〜ミズノオープン」をスタートさせる。


本大会上位4人が来月の「全英オープン」に出場できるとあって、石川にとっても大きなチャンスとなる。今年から舞台は茨城県のザ・ロイヤルゴルフクラブに移動。総ヤーデージ8000ヤードを越えるモンスターコースで、久しぶりのメジャー出場を目指す。

4月の国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」では優勝争いを演じた石川だったが、その後はドライバーの調子を崩して苦戦を強いられた。ところが、先週の「関西オープン」最終日にはフェアウェイキープを連発。「関西オープンの最終日までは考えすぎて、頭の中がパンクしていた(笑)。同じことを継続していくことが大事」と、曲がりを抑えるには、新たなことに取り組むよりも、振り切るしかないと分かった。

「スイングをどうしようとかでなく、ヘッドが通る“円”が大事だと思った」と、体の動きよりもヘッドが描く“弧”に意識を集中させた。その結果「シンプルに振れる。課題は克服できたと思う。ようやくクリアになってスタートラインに立てた」と、持ち味の思い切ったフルスイングが戻ってきた。

調子を上げて臨む今大会は、多くの選手がそのタフなコースセッティングを警戒する。「ラフに入ったらタフなショットが待つ。ティショットが落ちるあたりのラフが特に深いです」と、ドライバーの精度が上位進出へのカギを握る。ドライバー復調の手応えを感じている石川にとって、その好調が本物か確認する意味でも絶好の場といえそうだ。

09年の本大会を制して、世界への足がかりとした石川。思い出の大会で再び輝きを取り戻すことができるのか。「全英には出場したいですし、全英の場でも思い切ったプレーをしたいです」。再びワールドクラスの舞台へ。まずは世界へ通じる大事な一戦で結果を残し、“石川遼ここにあり”をアピールしたい。