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千葉県出身のもう1人のユウタ・木下裕太がモンスター相手に唯一の60台
この日のベストスコアを出した木下裕太 “勇太”に負けないプレーで明日も主役を張る!|(撮影:鈴木祥)

<ミズノオープン 3日目◇26日◇ザ・ロイヤルゴルフクラブ(8,007ヤード・パー72)>

上位4名が7月の「全英オープン」出場権を手にする「〜全英への道〜ミズノオープン」は、いまだかつてないほどのタフな戦いになっている。この日は全長8,007ヤードの設定に、アゲンストの風が吹けば「パーでホールアウトできない」ホールが一気に増える。


会場のリーダーボードにはオーバーパーが次々と表示され、選手も疲れ切った表情で引き上げてくる。「〜全英への道〜ミズノオープン」は、今年からザ・ロイヤルゴルフクラブに会場を移し、とてつもなくタフな大会となって選手を苦しめる。

この日の平均ストロークは76.913。アンダーパーで回ったのは2人だけ。早い組で上がった大堀裕次郎の「71」がベストスコアになるだろうと思っていたところ、「69」というとんでもないスコアで上がってきた選手が、千葉県出身の32歳、木下裕太だ。

今季はQTランク上位の資格でツアー出場を続ける。ここまで4戦を消化し目立った成績はない。それが、ここにきての好スコア。「こんなに良いスコアだったので、あしたはもう回りたくないです(笑)」と冗談も飛び出したが、「ボードを見る余裕はなかった」と、必死のプレーが好結果に結びついた。

ところで、千葉県で32歳のユウタといえば1学年上の池田勇太があまりにも有名だが、その池田とはジュニア時代から一緒に戦ってきた仲。元祖ユウタは次週の海外ツアー出場のため、本大会には出場していない。池田ユウタ不在のなか、木下ユウタが主役の座に立った3日目。ツアー初優勝に向けて、最終日も主役を張ることができるか!?