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「僕が一番ビックリ(笑)」市原弘大が劇的チップインでツアー初優勝
ツアー初優勝を果たした市原弘大|(撮影:村上航)

<日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 最終日◇3日◇宍戸ヒルズカントリークラブ(7,384ヤード・パー71)>

今季の国内男子メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権」最終日の競技が終了し、首位と5打差から出た市原弘大が8バーディ・3ボギーの「66」をマーク。トータル12アンダーで逆転し、ツアー初優勝をメジャーの舞台で飾った。


前半で4つ伸ばした市原は、最難関17番をパーでしのいだ直後の最終18番。セカンドショットはギャラリー席の壁に到達し、救済措置を受けてからのアプローチが直接カップインする起死回生のチップインバーディ。首位に並んでいた時松隆光が18番で約1.5mのパーパットを外してボギーとしたため、1打差でツアー初優勝を果たした。

バイザーを掲げて歓声に応えた優勝インタビュー。「いやー、まさかという感じでした。プレーオフをするつもりで備えていました。難しいコースと戦うのに必死で、周りのスコアが見れてなかった。必死でした。それが良かったのかもしれません。(18番のチップインバーディは)まずは寄せたいという気持ちでした。狙いにいって入れられるものじゃないので。入って、あーって僕が一番びっくりしています(笑)」。優勝につながった劇的な一打を振り返った。

ツアー18年目で優勝を挙げたことについては「いや〜、そうですね。最近シードを獲ったり落としたり繰り返して、よくやれているという思いもありつつ、勝ちたいと思う気持ちもでてきました。そしたら今週すぐに勝てるとは」。

「これからが大変だと思う。次の試合に向けてというかまた目標をしっかり立てて。だらだら尻すぼみにならないように。優勝は嬉しいですが切り替えて頑張っていきたい」と早くも次週を見据えた。

市原は優勝賞金3000万円を加算し、賞金ランキング2位に浮上。賞金ランク首位の時松とともに、今大会終了後の同ランク2位以内の資格で7月の「全英オープン」出場権を獲得した。

【最終結果】
優勝:市原弘大(-12)
2位:時松隆光(-11)
3位T:今平周吾(-9)
3位T:キム・ヒョンソン(-9)
5位T:星野陸也(-8)
5位T:近藤智弘(-8)他